『エイリアン:ロムルス』が2位に初登場!ラージフォーマットとの親和性の高さがヒットの決め手に
『夏目アラタの結婚』『ラブライブ!』も初登場
さて、公開6週目を迎えたディズニー&ピクサーの『インサイド・ヘッド2』(公開中)は、前週からワンランクダウンで3位にランクイン。夏休みシーズンが終わったこともあってか、週末3日間の成績は動員12万3000人、興収1億6600万円と前週から大幅な下落が見られるもののまだまだ好調を維持。
現時点での累計成績は動員359万人&興収46億円を突破。『インクレディブル・ファミリー』(18)の最終興収49億円を抜いて、日本国内におけるピクサー作品歴代興収ベストテン入りを果たす可能性も充分に残されている。
新作は『エイリアン:ロムルス』以外にも2本がランクイン。4位に初登場を果たしたのは、乃木坂太郎の同名コミックを、堤幸彦監督が柳楽優弥と黒島結菜の共演で実写映画化した『夏目アラタの結婚』(公開中)。ある目的のために死刑囚に結婚を申し込むことになった児童相談員の男が、毎日20分だけ面会できる凶悪殺人犯に翻弄されていく様を描く同作は、初日から3日間で動員8万7000人、興収1億2600万円を記録している。
また9位には、2020年と2022年にテレビアニメが放送され、2023年6月に新作OVAが公開された「ラブライブ!」シリーズの第3作の“その後”を描く完全新作エピソードが展開する映画3部作の第1弾『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』(公開中)がランクイン。
既存のタイトルでは、夏休みシーズンをリードした『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』(公開中)、『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』(公開中)、『怪盗グルーのミニオン超変身』(公開中)が軒並み前週から順位を落としているなか、『キングダム 大将軍の帰還』(公開中)は前週に続いて6位をキープ。累計動員513万人、興収75億6000万円に到達し、日本歴代興収ランキングでは95位まで順位を上げている。
以下は、1~10位までのランキング(9月6日〜9月8日)
1位『ラストマイル』
2位『エイリアン:ロムルス』
3位『インサイド・ヘッド2』
4位『夏目アラタの結婚』
5位『映画クレヨンしんちゃん オラたちの恐竜日記』
6位『キングダム 大将軍の帰還』
7位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』
8位『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』
9位『怪盗グルーのミニオン超変身』
10位『きみの色』
今週末は、『記憶にございません!』(19)以来5年ぶりとなる三谷幸喜監督の最新作で、長澤まさみが主演を務める『スオミの話をしよう』(9月13日公開)、今年2月に放送がスタートした「プリキュア」シリーズ第21作の劇場版『わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー!』(9月13日公開)などが公開を控えている。
文/久保田 和馬