今年3月に行われた第96回アカデミー賞において、『哀れなるものたち』(23)で7年ぶり2度目のアカデミー賞主演女優賞に輝いたエマ・ストーン。地元アリゾナ州の子役劇団で女優としてのキャリアをスタートさせた彼女は、10代後半で映画デビューを飾り、青春コメディから超大作、映画ファンを魅了する鬼才監督の作品など幅広く、圧倒的な存在感を放ってきた。いまでは新作のたびに世界中が注目する、ハリウッドを代表するトップ女優のひとりと言っても過言ではないだろう。
そこで本稿では、映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」を参考に、これまでストーンが出演してきた映画作品のなかから批評家の評価が特に高い10作品を一挙にピックアップ。彼女の輝かしいキャリアを振り返りながら、それぞれの見どころを紹介していきたい。
「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。
中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。
それでは、エマ・ストーン出演作の“フレッシュ”10傑を挙げていこう。
93%フレッシュ『女王陛下のお気に入り』(18)
92%フレッシュ『哀れなるものたち』(23)
91%フレッシュ『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』(14)
91%フレッシュ『ラ・ラ・ランド』(16)
89%フレッシュ『ゾンビランド』(09)
88%フレッシュ『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(07)
85%フレッシュ『小悪魔はなぜモテる?!』(10)
84%フレッシュ『バトル・オブ・ザ・セクシーズ』(17)
79%フレッシュ『ラブ・アゲイン』(11)
76%フレッシュ『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(11)
Next
エマ・ストーンの慧眼が冴え渡る!オスカー受賞作がずらり
作品情報へ