「第37回東京国際映画祭」の見どころは?オープニング&クロージングやコンペティションなど各部門の注目作をピックアップ|最新の映画ニュースならMOVIE WALKER PRESS
「第37回東京国際映画祭」の見どころは?オープニング&クロージングやコンペティションなど各部門の注目作をピックアップ

コラム

「第37回東京国際映画祭」の見どころは?オープニング&クロージングやコンペティションなど各部門の注目作をピックアップ

今年は10月28日(月)から11月6日(水)にかけて、日比谷・有楽町・銀座エリアで開催される第37回東京国際映画祭(TIFF)。世界中の映画が一堂に会する今年のTIFFでは、話題の最新映画から、海外の映画祭を沸かせた名匠の最新作、さらには新たな才能が生みだした良質な一本まで、共催企画を含め古今東西150本以上の映画が上映される。そこで本稿では、ぜひとも押さえておきたい注目作品を紹介していこう!

オープニング&クロージングに加え、TIFF初の「センターピース上映」も!

オープニングを飾るのは、白石和彌監督の『十一人の賊軍』
オープニングを飾るのは、白石和彌監督の『十一人の賊軍』[c]2024「十一人の賊軍」製作委員会

まずは今年の顔となる、オープニング&クロージング作品から。オープニングを飾るのは、「孤狼の血」シリーズなどで知られる白石和彌監督の最新作『十一人の賊軍』(11月1日公開)。「日本侠客伝 」シリーズや「仁義なき戦い」シリーズの脚本家である故・笠原和夫が遺したプロットを、山田孝之と仲野太賀のダブル主演で実現した同作は、息つく暇もない躍動感に満ちた集団抗争時代劇となっている。

また映画祭の締めくくりを飾るクロージング作品は、フランスの名匠クリストフ・オノレ監督が、今年で生誕100周年を迎えるマルチェロ・マストロヤンニにオマージュを捧げた『マルチェロ・ミオ』(公開未定)。今年のTIFFの「コンペティション」部門で審査委員を務めるキアラ・マストロヤンニや大女優カトリーヌ・ドヌーヴらスター俳優が実名で登場し、第77回カンヌ国際映画祭で話題を集めた同作が、日本初上陸を果たす。

【写真を見る】オスカー受賞作の続編がアジア初お披露目!豪華キャスト陣の来日も
【写真を見る】オスカー受賞作の続編がアジア初お披露目!豪華キャスト陣の来日も[c]2024 PARAMOUNT PICTURES.

さらにTIFF初の「センターピース作品」として緊急特別招待が決定したのは、第73回アカデミー賞で作品賞に輝いた『グラディエーター』(00)の続編となる、リドリー・スコット監督の最新作『グラディエーターII 英雄を呼ぶ声』(11月15日公開)。アジア圏で最初の上映となる今回のTIFFには、主演のポール・メスカルやオスカー俳優、デンゼル・ワシントンらキャスト&プロデューサー陣が来日。映画祭をより一層華々しく盛り上げてくれること間違いなしだ。

ジェシー・アイゼンバーグ監督&主演の『リアル・ペイン〜心の旅〜』もひと足先に鑑賞できるチャンス
ジェシー・アイゼンバーグ監督&主演の『リアル・ペイン〜心の旅〜』もひと足先に鑑賞できるチャンス[c]2024 Searchlight Pictures. All Rights Reserved

ほかにも日本公開前の最新作をプレミア上映する「ガラ・セレクション」部門では、国内外の話題作・注目作13本がラインナップ。映画賞シーズンを沸かせるサーチライト・ピクチャーズの作品が、TIFFで日本初お披露目となるのはすっかりおなじみの流れ。今年はマリエル・ヘラー監督がエイミー・アダムスを主演に迎えた『ナイトビッチ』(公開未定)と、ジェシー・アイゼンバーグが監督&主演を務めた『リアル・ペイン~心の旅~』(2025年1月31日公開)の2作が上映される。


日本映画からも、いまや国内外で愛される深夜ドラマ初の劇場版となる『劇映画 孤独のグルメ』(2025年1月10日公開)のジャパンプレミアや、菅田将暉と岸善幸監督、脚本家の宮藤官九郎がタッグを組んだ『サンセット・サンライズ』(2025年1月17日公開)、そして松坂桃李と芳根京子、役所広司共演の時代劇『雪の花 ―ともに在りて―』(2025年1月24日公開)のワールドプレミアが控えている。

小泉堯史監督の最新作『雪の花 ―ともに在りて―』はワールドプレミア上映
小泉堯史監督の最新作『雪の花 ―ともに在りて―』はワールドプレミア上映[c]2025映画「雪の花」製作委員会
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