山田涼介、西田敏行からの手紙に男泣き!「なんでこんなにわかるんだろう」

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山田涼介、西田敏行からの手紙に男泣き!「なんでこんなにわかるんだろう」

東野圭吾の大ベストセラーを映画化した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』の初日舞台挨拶が9月23日に丸の内ピカデリーで開催され、山田涼介、西田敏行、村上虹郎、寛一郎、成海璃子、門脇麦、廣木隆一監督が登壇。サプライズで西田から山田に手紙が贈られ、まるで心を見透かされたような内容に、山田が「なんでこんなにわかるんだろう」と涙を流した。

本作は、かつてあらゆる悩み相談を受けていた“ナミヤ雑貨店”を舞台に、そこに忍び込んだ少年たちが体験する不思議な一夜を描くファンタジックな物語。

“手紙”が映画のキーアイテムとなることから、西田から山田に手紙が贈られたこの日。西田は「私は山田くんがアイドルである自分と、俳優である自分のバランスに悩んだことがあるのではないかと思っていました」と手紙を読み始めた。

「周りから色眼鏡で見られることもあっただろうし、でも決して弱みを他人に見せない人柄の山田くんは、それを自分のなかだけで消化することもあっただろうと想像します」と山田の心に寄り添い、「現場での佇まい、完成作を観て、それは杞憂に終わりました。ちゃんと役に入り込んでいるし、しっかりと表情で語っている。あなたは俳優として堂々とスクリーンに存在しています」と役者・山田涼介への信頼を明かす。

さらに「年齢や芸歴に関係なく、同じ俳優として同じ土俵に立っています。私も負けないように頑張らないといけません」と役者仲間だと表現し、「この先、壁や障害にぶつかったり、人からいろんなことを言われることもあると思います。でも決して心折れることなく、どうか前を向いて。大丈夫、あなたの未来は明るい」と力強くメッセージを送った。

西田が手紙を読み終わり、それを受け取った山田は「びっくりしましたし、なんでこんなにわかるんだろうなって…」と声を絞り出すと、思わず涙がこぼれた。「なんかねぇ、恥ずかしい…」と照れ笑いを見せながら止まらぬ涙をぬぐい、「心の中を全部読まれているようで、グッときてしまった。常に精進して、またいつの日か西田さんとご一緒できるように頑張っていきたい」と気持ちを新たにし、会場から大きな拍手を浴びていた。【取材・文/成田おり枝】

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