「TikTok TOHO Film Festival 2024」アンバサダーの三吉彩花が縦型映画の未来に期待!「世界に発信するTikTokからスターが生まれてくれたらいいな」
「世界に発信されているTikTokからスターが生まれるようなことがあったらいいなと期待しています」
授賞式でのトークセッションでは、従来の横型映画では出てこない様な着眼点や新ジャンルの作品の誕生にも期待できるというコメントと共に、キャッチーな言葉も審査員たちから飛び出していた。 そういった新しい言葉の表現が生まれるのも縦型映画ならでは。審査会ではどうだったのだろうか。「審査会の様子を言葉で表すならキャッチーというより“リアル”です(笑)。まずは一人ずつ自分がどの作品が好きなのかをホワイトボードにまとめていき、票を集めて、議論していくスタイル。そこからそれぞれの視点から感想を熱く語り合っていきました。私自身は直感的に惹き込まれる作品を選出しました。普段からクリエイターとして活動されている方々、例えば岡村さんであれば、CGの使い方、撮り方、表現手法など細かいところまで見ていたし、しんのすけさんからはテロップの位置や文字の大きさ、わかりやすくキャッチーであることなど、さすがTikTokの玄人という感じのコメントが出ていて、いろいろな目線を知ることができ本当におもしろかったです」。
今年で4回目の開催となり、初のアニメ作品がグランプリを獲得。授賞式では縦型映画の可能性や未来への期待についてもトークが展開した。「TikTok 上半期トレンド大賞2024」では“ショートドラマ”という単語が大賞を受賞し、広告としてショートドラマが作られる機会も増えたことにより縦型映画への注目度も高まっている。そのような流れのなか、映画祭でアンバサダー、そして審査員を務めた三吉が縦型映画の未来に期待することとは?
「移動時間や隙間時間など、短い時間でも没入できるのは縦型映画ならでは。気づいたらすごく集中して観ていたり、ケラケラと笑っていたり。自分の日常にとてもいいエッセンスを与えてくれるものになっていったらいいなと思っています。クリエイターの方々にとってもジャンル問わず無限大に可能性があるし、世界に発信されているTikTokからスターが生まれるようなことがあったらいいなと期待しています。最初から長編を撮るのももちろんいいけれど、長編への入り口としてトライしやすいショート動画から入るのもすごくいいことだと思っています」とおすすめ。最後に、三吉に今回の「TikTok TOHO Film Festival 2024」での経験を活かして、縦型映画への出演の可能性があるのかどうか尋ねてみると、「授賞式中のモニター越しで初めて監督の素顔を知ることができました。審査員の皆さんと『こういう人だったのか』『あの作品を撮りそうなイメージ!』などと盛り上がりました。作品を観るだけでなく、監督のみなさん一人一人にいろいろとお話したいと思いましたし、機会があれば私も出演してみたいです!」。
取材・文/タナカシノブ