ホラー好きなのは誰?映画談義も飛び出した『映画キラキラ☆プリキュアアラモード』キャスト勢揃いトーク

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ホラー好きなのは誰?映画談義も飛び出した『映画キラキラ☆プリキュアアラモード』キャスト勢揃いトーク

10月28・29日の週末動員ランキングでみごと1位に輝いた『映画キラキラ☆プリキュアアラモード パリッと!想い出のミルフィーユ!』(公開中)。大ヒット中の同作で、6人のプリキュアを演じた美山加恋(宇佐美いちか/キュアホイップ役)、福原遥(有栖川ひまり/キュアカスタード役)、村中知(立神あおい/キュアジェラート役)、藤田咲(琴爪ゆかり/キュアマカロン役)、森なな子(剣城あきら/キュアショコラ役)、水瀬いのり(キラ星シエル/ キュアパルフェ役)。映画情報を紹介するMovie Walkerでの取材ということで、彼女たち自身は普段どんな映画を見ているのか?本作の見どころと合わせて話を伺った。

(左から)美山加恋、福原遥、藤田咲らが好きな映画、映画鑑賞のスタイルを語り合う
(左から)美山加恋、福原遥、藤田咲らが好きな映画、映画鑑賞のスタイルを語り合う撮影/板橋淳一

今回のプリキュアならではの遊びの演出

スイーツの聖地・パリを舞台に、スイーツ&動物がモチーフのプリキュアたちが活躍する本作で、キャストが声を揃えて見どころと語るのが、モチーフの動物が敵の能力によって、他の動物に変化してしまうシーン。例えば“ウサギ”がモチーフのキュアホイップ(美山)は“カメ”のプリキュアに変身してしまう。

美山「『ウサギとカメ』の童話がありますよね?あれが元ネタでカメなのかな?って思いました。特長がウサギと真逆で、ゆっくり移動するので戦いが大変(笑)。アフレコで演じるのも楽しくて“ぴょんぴょーん”って普段なら飛び越えられる場所を“エッホエッホ”と頑張って越えていく感じです(笑)」

福原「みんな、いろんなものに変身しちゃうんです。ギャグ要素がたくさん詰まっていて、本当に笑い過ぎて泣きそうで。基本、それぞれ外見はかわいいんですけど、(森を見つめながら)なかには“えっ?かわいくない…”っていう人も…」

森「おいおい誰のこと!?(笑)」

福原「カスタードはリスから、なぜかペンギン…。ひまりが着ぐるみを被っている感じです」

村中「ひまりペンギンはペタペタ走って頑張ってるのに、あおいはライオンからナマケモノという、どうしようもない子になるんですよ。猪突猛進な彼女が、人におんぶされないと移動できない…みたいな感じにされちゃって」

(左から、本来の姿の)キュアジェラート、キュアショコラ、キュアパルフェ、キュアホイップ、キュアマカロン、キュアカスタード
(左から、本来の姿の)キュアジェラート、キュアショコラ、キュアパルフェ、キュアホイップ、キュアマカロン、キュアカスタード[c]2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会

藤田「普段とは違う舞台で、みんな全然違う動物に変わるんですけど、ゆかりはネコからパンダになっても、1人だけいつも通りの感じ」

森「私のは動物っていうか…」

美山「(あきらが変身する)ザリガニは…どうですかね。あ、でもタマゴを産むし動物?」

水瀬「甲殻類じゃないかな?水族館にいたりするし」

森「あ、そっか甲殻類。両手がハサミになっていて、すごいこだわって描かれていて動きもザリガニっぽいんです(笑)。どのアニマルもかわいかったり気持ち悪かったりするので、注目してもらえたら嬉しいです。気持ち悪いって言っちゃだめですけどね(笑)。リアルなんです!リアル!特にショコラが」

美山「予告編でもカメのホイップを少しだけ見ることができますよ。こんなこと(動物モチーフの)今回のプリキュアにしかできないことかなって思いますよね」

唯一姿が変わらないシエルだが、映画の軸となるキャラクターとして、ある意味で変身(成長)していく。

水瀬「シエルは曲がったことに対して正義感みたいなものを抱く子だなって思っていたんです。ところが映画では、正義感プラス仲間への思いを大切にしていて、より逞しくなったというか、プリキュアを夢見て頑張ってきた妖精が、紛れもなく本当のプリキュアになったんだという印象が、作品からにじみ出ていて“おっきくなったなぁ”って思いを抱きました」

(左から)ホイップがカメ、ジェラートがライオン、ショコラがザリガニ、カスタードがペンギン、マカロンがパンダに!異色プリキュア誕生?
(左から)ホイップがカメ、ジェラートがライオン、ショコラがザリガニ、カスタードがペンギン、マカロンがパンダに!異色プリキュア誕生?[c]2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会

「プリキュア」キャストはホラーがお好き?

楽しい見どころも満載で、映画として幅広く受け入れられてヒット中の本作だけど、キャストの6人は普段どんな映画ライフを楽しんでいるのか?

美山「そうですね…。突発的にレイトショーとか見に行くことがあります。特に決まったジャンルを見るわけでもなく、日常系の邦画をよく見ます。松尾大吾監督の『私たちのハァハァ』(15)がお気に入りです。なぜか雨の日に見ることが多くて。(映画館が)空いているし、集中できるので。家でも映画館でも雨の日は映画を見たい気分になります」

福原「私は、どうしても見たい作品はギュウギュウ混雑した映画館でも端っこで見ています(笑)。どちらかというと洋画が好きで、最近見てハマったのは『ベイビー・ドライバー』(17)。音楽に合わせて主人公が車を運転するという組み合わせが、映像と共にすごかったです」

村中「私もレイトショーに、思い立っていくタイプですね。『プレデター』とか『ハムナプトラ』とか洋画のシリーズものが好きかなぁ。よく言う“ジェットコースター・ムービー”的な非日常感を感じられるのが魅力ですよね。B級映画とか、ホラー系も見ちゃう(笑)」

藤田「私、ホラーを笑って見てしまうんですよね。お正月は新年早々ホラーを見るのがお決まりで…。あっ!でも『プリキュア』的には、あまり書かないで~!(苦笑)。映画は、推理モノとかサスペンスといった謎解き系も好きで見入っちゃいます。気分転換に、お客さんの少ない時間帯に映画館へ行くのが好きで、フランス映画とかを2人くらいのお客さんの回で見たりしたことがあります」

森「『ダンケルク』(17)のクリストファー・ノーラン、ソフィア・コッポラ、ウディ・アレンとか…ジャンルよりも好きな監督で選んで見ることが多いです。あ、でもホラーも好きです(笑)」

水瀬「私もホラー見ます!ハラハラさせられる展開が好きです。感動作は、泣いちゃうからはずかしいので映画館では見れません(笑)。‟4DX”も好きです」

【写真を見る】字幕で見る?吹き替え?など(左から)森なな子、村中知、水瀬いのりらが映画トークで盛り上がる
【写真を見る】字幕で見る?吹き替え?など(左から)森なな子、村中知、水瀬いのりらが映画トークで盛り上がる撮影/板橋淳一

ホラーが好きという方が多いのがちょっぴり意外で興味深いところ。ちなみに洋画の吹き替えなどもされる仕事柄、字幕と吹き替え、どちらで楽しむことが多いのだろう?

森「私の場合、洋画は字幕で見ることが多いですが、海外ドラマはなぜか吹き替えで見ています。海外のアニメーションを見るときも、ネイティブのギャグが解かりづらいのですが、吹き替えだと日本向けなギャグ表現に合わせられていて、吹き替えで見たほうがしっくりくる気がしますね」

美山「私、以前は字幕派だったんですけど、声のお仕事を始めさせてもらってからは、(声優のみなさんの演技が)気になって吹き替えを見始めました。声によってキャラクターの印象は全然変わってくるし、キャラクターへの思い入れまで変わって、より身近に感じたりするんですよ。声の演技って本当に深い、“声で作り上げる世界感”もあるんだなって感じます。

福原「私は、特に吹き替え・字幕どちらで…とは決めていないんですけど、この前『美女と野獣』(17)を吹替版で見たときは、野獣役の山崎育三郎さんと、ベル役の昆夏美さんが演技とミュージカル(歌唱)両方を吹き替えされていて『すごいっ!』と感動しました」

村中「私は基本的に吹き替えしか見ません。3D上映とか“4DX”上映で楽しめる作品を見に行くことも多くて、そうなると字幕がどうしても見にくいと感じたりしますよね」

藤田「役者さんのお芝居を見たいときは字幕で見ますね。特にホラーは字幕派です。実際にその場にいる役者さんが演じる“息遣い”とかを感じたいかな…。でも、アニメーションは吹き替えで見ますよ」

水瀬「洋画を見る場合、海外の俳優さんに詳しくないので…吹き替えで見させてもらうことが多いです。いろんな俳優さんが出てくると誰が誰だかわからなくなっちゃうことがあって、吹き替えの方だと(声で)判断することができる場合があるので。最近は『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(17)は吹き替えで見て面白かったです」

食べ物がおいしそうな映画はヒットする!?

6人それぞれのこだわりを垣間見る貴重な映画談義のなか、村中から「食べ物がおいしそうな映画は名作ですから」という名言が飛び出し、話題は再び肝心な本作へ。

確かに、本作にもおいしそうなスイーツが随所に登場。お腹を刺激する!
確かに、本作にもおいしそうなスイーツが随所に登場。お腹を刺激する![c]2017 映画キラキラ☆プリキュアアラモード製作委員会

村中「『バター生地』とかセリフで言われるだけで、お腹減っちゃうくらいバター好きで(笑)。映画でおいしそうなものをこねていたり、できあがるのを眺めていると普通にお腹空きますから(笑)。デコレーションまで凝った作画で、見ているだけでも楽しくて」

美山「スイーツ監修の先生がたまにアフレコ現場に、監修用に作ったお菓子を差し入れに来てくださったりするんです。つい『みて!みて!すごいー!』って騒いじゃうくらいステキなデコレーションで、そういう楽しみがこの作品にはいっぱいあります」

藤田「そうそう。この作品はスイーツの差し入れをたっくさんいただくことが多いので、映画の中も街はスイーツでいっぱいですけど、現場もそういう意味ではスイーツが山のようになったり(笑)。でも、今回は本当にすごい楽しい演出も魅力なので、たぶんお子さんが一番はしゃいでくれるんじゃないかなって思います」【取材・文/トライワークス】

【衣装協力】
(美山)ブラウス、ワンピース/r.p.s ベルト/アクシーズファム イヤリング/Osewaya(お世話や) パンプス/Re:EDIT
(福原)ブラウス/パターンフィオナ スカート/r.p.s 靴下/タビオ イヤリング/Osewaya(お世話や) ブーツ/Re:EDIT
(村中)ブラウス/r.p.s スカート/ティアンエクート(三松) 
(藤田)ワンピース/ローズティアラ 
(森)ワンピース、ベルト/r.p.s インナー/アクアガレージ ブーティ/アクアガレージ
(水瀬)ニットベスト/グレイル ブラウス、スカート/ティアンエクート(三松) イヤリング/Osewaya(お世話や) パンプス/Re:EDIT

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