佐藤健、土屋太鳳からの“8年越し”のメッセージに赤面「僕だけのものにしちゃダメですか?」

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佐藤健、土屋太鳳からの“8年越し”のメッセージに赤面「僕だけのものにしちゃダメですか?」

2015年にYouTubeに投稿され、日本中に大きな感動をもたらした、あるカップルの奇跡の物語を映画化した『8年越しの花嫁 奇跡の実話』(公開中)の大ヒット舞台挨拶が12月25日、東京・新宿ピカデリーで開催され、主演を務めた佐藤健と土屋太鳳が登壇。クリスマスにふさわしい奇跡の連続に、会場中は温かな笑顔で包まれた。

本作は、結婚式の直前に病に倒れ、意識不明に陥った花嫁の麻衣と、いつ目覚めるかわからない彼女の回復を祈り、愛を貫き続けた新郎の尚志。そんな2人に、結婚の約束から8年を経て訪れる“奇跡”を描いたラブストーリー。12月16日に公開され、初日2日間で2億6000万円を超える大ヒットスタートを果たした本作は、この冬一番泣ける映画として、大きな反響を集めつづけている。

本作のヒットに「もっともっと日本中に愛を届けたいと思っています」と笑顔を見せた佐藤。一方で、Instagramで本作の感想を見たという土屋は「その言葉ひとつひとつに私が感動をいただいています」と謙虚なコメントを披露した。

撮影中に印象に残っていることを訊かれた佐藤は、絶妙な緊張感に包まれた現場で、特殊メイクをして顔が動かせない土屋を笑わせようと、ちょっかいを出していたことを明かすと、土屋は「耐えようとしていたんですけど、耐えきれると思いますか!」と困り顔を見せつつも「すごく愛情感じました」とにこやかに振り返った。

そんな中、クリスマスの奇跡にちなみ、舞台挨拶の場を借りてサプライズで公開プロポーズが行われた。人前式の立会人として、来場していたカップルの名前を呼び出した佐藤と土屋。壇上に上がったのは、高校時代から8年間交際しているというカップルで、何も聞かされていなかった女性のほうは困惑気味の表情。

そして男性から贈られた、ぎこちないながらも心のこもったスピーチに、緊張が解けた彼女は、笑顔で結婚を快諾。会場中からは大きな拍手が寄せられた。また、佐藤も男気溢れるスピーチに心打たれた様子で「すごい感動しました」と笑顔を見せると「熱烈でストレートな言葉。俺は言えないですよ」と小さくつぶやき、会場中をさらに笑顔にさせた。

そんな佐藤に対して、今度は土屋からサプライズの手紙が用意されていることが知らされると「家で読むので大丈夫です」と笑いながら「恥ずかしいので、僕だけのものにしちゃダメですか?」と思いっきり照れた佐藤。それでも、土屋がメッセージを読み上げるためにマイクスタンドが用意されると、土屋の顔の高さにそれを直してあげるなど、男らしくエスコートする佐藤の姿に、ファンからは黄色い歓声があがった。

「健先輩へ」と書き出されたそのメッセージは、8年前に出会った佐藤への土屋の想いが綴られた、まさに“8年越し”のもの。「役者として大切なたくさんのことを教えてもらいました」と、あらゆる感謝の言葉を述べたのち「全力で伝えさせていただきます。健先輩の笑顔は素敵です」と土屋に告げられると、さらにはにかんだ表情を浮かべる佐藤。「うまくリアクションがとれないですけど、嬉しいです」と、土屋曰く“猫が笑ったときのような笑顔”を見せた。

取材・文/久保田和馬

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