おもちゃを使って演出プランを考えた!?『パシフィック・リム』続編を監督と主演J・ボイエガが語る
白昼堂々のバトル演出は、一切ごまかしが効かない
さまざまな面で進化を遂げた『~アップライジング』。監督は「70年代~80年代の特撮のテレビシリーズや怪獣映画、それから80年代に多く誕生した痛快アドベンチャーものといった映画の要素を盛り込めたらと思った」と言い、「デル・トロが素晴らしい土台を作ってくれた」と称賛した上で、前作との違いを意識したと語った。
「今作は太陽光の下、昼間のバトルシーンが多い。1作目の色を決定づけているのは、デル・トロ監督にしかできない、夜のしっとりした雨降りしきる濡れた感じの街の中や、水中で繰り広げられるKAIJUとのバトルだ。それは1作目が極めてしまったからね。繰り返しても仕方ない。そこで白昼堂々のバトルを考えた。背景の細かな部分まで、一切ごまかしがきかないから、技術的にとても大きなチャレンジだったけれどね」
シリーズとして前作の精神を踏襲しつつ、新たなカラーで攻める『アップライジング』。白昼堂々、東京が破壊される様を、スクリーンで確かめてほしい!
取材・文/望月ふみ
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