クリスチャン・ベールが驚異の変身!アカデミー賞戦線の“台風の目”、日本公開決定

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クリスチャン・ベールが驚異の変身!アカデミー賞戦線の“台風の目”、日本公開決定

第88回アカデミー賞で作品賞や監督賞など主要5部門にノミネートされ、脚色賞に輝いた『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)のアダム・マッケイ監督×クリスチャン・ベール主演×ブラッド・ピット製作のチームが再集結を果たした社会派エンタテインメント『VICE(原題)』の日本公開が決定した。

本作は01年から09年まで続いたジョージ・W・ブッシュ政権で副大統領を務め、“アメリカ史上最も権力を持った副大統領”と言われたディック・チェイニーを描く。マッケイ監督曰く「トランプ大統領よりも悪」というチェイニーをどのように描きだすのか。その全貌に大きな注目が集まっている。

キャスト陣にはアカデミー賞常連の実力派が勢ぞろい。チェイニー役をクリスチャンが演じ、チェイニーの妻をエイミー・アダムスが。そしてラムズフェルド国防長官役をスティーブ・カレルが演じ、ブッシュ大統領役を『スリー・ビルボード』(17)でオスカー俳優の仲間入りを果たしたばかりのサム・ロックウェルが演じる。

これまで『マシニスト』(04)や『ザ・ファイター』(10)などで大幅な減量を、対照的に「ダークナイト」シリーズや『アメリカン・ハッスル』(12)では増量に挑むなど役柄に合わせてた肉体改造を行ってきたクリスチャン。彼は本作のためにまたしても体重を20キロ増やし、髪を剃って眉毛も脱色。まるで別人のような変貌を遂げたことが話題を集めている。

クリスチャンをはじめとした演技部門を中心に、第91回アカデミー賞の有力作品と早くから噂されていた本作。全米では賞レース参戦ギリギリとなる12月25日(金)から公開される予定となっており、アカデミー賞に向けた勢力図を一変させる可能性も充分。果たしてどのような作品に仕上がっているのか、大いに期待したい。『VICE(原題)』は2019年4月から日本公開される。

文/久保田 和馬

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