滝沢秀明、最後の主演ドラマで舞台挨拶。漢字1文字は「行ってきますの“行”」
年内での芸能界引退を発表した滝沢秀明最後の主演ドラマ「連続ドラマW 孤高のメス」(2019年1月13日22時よりWOWOWで放映)第1話の完成披露試写会が、12月12日にヒューリックホール東京で開催。滝沢は、今年を表す漢字1文字について尋ねられと「今年大きな決断をしましたので、『行』と」と答えた。
滝沢は「さよならという言葉を僕は使いたくないので、行ってきますという意味で、『行』にしたいと思います」と言うと、温かい拍手に包まれた。舞台挨拶には、滝沢のほか、仲村トオル、工藤阿須加、山本美月、長塚京三、内片輝監督も登壇した。
滝沢は、初共演の仲村について「自分が小さい頃からテレビで観ていた方で。テレビの世界のイメージの方で、本当にカッコいいなと現場では思っていました」と印象を述べた。
仲村は滝沢について「ひとことで言うと、しなやかな人」と表現。「勝手な先入観でしたが、幼いころから陽の当たる王道のど真ん中を歩いてきた人のようなイメージで。でも、このしなやかさは、何度もつまずいたり、転んだり、壁にぶつかったりしたからこそ身につけたものなんだろうなと」と感慨深い表情で語った。
滝沢は今後について「とにかく大きな大人になって。身長は無理ですが」と言って笑いをとったあと「人として大きくなっていきたいと思いました。みなさんの期待に応えられる男になりたいと思います」と力強く締めくくった。
「連続ドラマW 孤高のメス」の原作は、現役の医師で作家でもある大鐘稔彦の小説。滝沢は、旧態依然とした医療体制のなかで、真剣に取り組む外科医・当麻鉄彦役を演じた。ドラマは2019年1月13日(日)22時よりWOWOWで全8話を放送。第1話のみ無料放送)
取材・文/山崎 伸子
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