伝説のホラー『サスペリア』を再構築!監督が明かすリメイクのコンセプトとは?
イタリアンホラーの巨匠ダリオ・アルジェント監督が手掛け、いまなお語り継がれている伝説的名作を、より美しく、よりセンセーショナルに再構築した『サスペリア』がついに日本上陸。メガホンをとったルカ・グァダニーノ監督に、オリジナル版への想いとリメイクにあたってのコンセプトを聞いた。
本作は77年のベルリンを舞台に、世界的舞踏団“マルコス・ダンス・カンパニー”に入団するためにやってきたスージー・バニヨンが直面する、舞踏団の恐ろしい秘密を描きだす。カリスマ振付師マダム・ブランの目に留まり、重要な演目のセンターに抜擢されたスージー。そんななか、ダンサーが次々と失踪するなどの不可解な出来事が頻発していく…。
第90回アカデミー賞で4部門にノミネートされ、昨年日本でもスマッシュヒットを記録した『君の名前で僕を呼んで』(17)で知られるグァダニーノ監督。彼は子どもの頃にアルジェント監督のオリジナル版を観てから、ずっとリメイクしたいと考えていたという。
「幼いころからいずれは映画監督になろうと決めていたんだ。オリジナルの『サスペリア』を観た時に、映画のなかにある様々な要素すべてが過剰に集められていて、ものすごく高められた世界に感銘を受けたんだ」。そう語るグァダニーノ監督は「これまでの作品にも、無意識にその影響が現れてる部分があったかも」と照れくさそうに笑う。
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リメイク最大のコンセプトは「“1977年”という時代設定」
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