高橋一生×蒼井優が初の夫婦役に!『ロマンスドール』映画化決定
1人のラブドール職人と、彼がひと目で恋に落ち結婚した妻との日々を描いたタナダユキの小説「ロマンスドール」。このたび、原作者タナダユキ自らが脚本・監督を手掛けて映画化されることが決定。高橋一生、蒼井優ら豪華キャストの出演が明らかになった。
美人で気立てのいい園子にひと目惚れして結婚した哲雄が、彼女にずっと隠し続けている仕事、それはラブドール職人としてドールを作っていること。平穏に過ぎていく日常の中、哲雄は仕事にのめり込み、恋焦がれて結婚したはずの園子とは次第にセックスレスになっていた。いよいよ夫婦の危機かと思った時、園子はぽつりと胸の中に抱えていた秘密を打ち明ける。純愛と性愛とドールが交錯する大人のラブストーリーを生んだ原作者・タナダユキは、自身が脚本・監督・主演をつとめた『モル』(01)で衝撃的なデビューを果たして以来、『百万円と苦虫女』(08)や『ふがいない僕は空を見た』(12)など、独自の感性で監督としても活躍してきた。
主演を務めるのは、『シン・ゴジラ』(16)や『嘘を愛する女』(18)『億男』(18)など話題作への出演が後を絶たない高橋一生。本作を「激しさだけでなく、淡々とした日常の中で本当の愛が見えてくるような、ある意味究極の作品」と語る高橋は、美大卒業後にひょんなことからラブドール制作工場で働き始め、次第にその魅力にのめり込んでいく主人公・北村哲雄を演じる。
哲雄の妻・園子を演じるのは、『百万円と苦虫女』でタナダ監督とタッグを組み、高橋とは岩井俊二監督作『リリイ・シュシュのすべて』(01)以来18年ぶりの映画共演となる蒼井優。蒼井は自身の役どころについて「タナダ節が入っていて、結構大胆なところがあるんです。それはタナダさんが描く女性に共通しているところですね。最近は依存した役どころが多かったので(笑)、楽しみたいと思います」とコメント。
さらに2人をとりまく共演陣には、きたろう、渡辺えり、ピエール瀧、浜野謙太、三浦透子、大倉孝二ら個性豊かな実力派俳優陣が集結。タナダ監督も「最強で最高のキャスト、スタッフが集まってくれた」と自信を見せており、映画『ロマンスドール』の仕上がりに期待がかかる。