浜辺美波、現場の“愛されキャラ”高杉真宙に信頼感たっぷり!『映画 賭ケグルイ』撮影現場に潜入
浜辺美波&高杉真宙、新境地に充実感みなぎる!劇場版ではさらにパワーアップ
浜辺と高杉にとって、本シリーズでの“振り切りすぎのキャラクター”は、新境地を切り開いた役どころでもある。浜辺は「ほかの現場に行った時に、溜めすぎてセリフを言っていたようで『そんなに溜めなくていいよ』と言われてしまったことがあって。知らない間に、『賭ケグルイ』の現場から影響を受けていたんだなと思いました。そんな “溜め”のセリフも、ものすごく楽しんでやっています」。
高杉も「僕は物静かな役をやらせていただくことが多くて、鈴井のように叫び回るような役はあまり演じる機会がなくて。鈴井を演じるうえでは『どれくらいやったら監督に止められるかな』と思いながらやっているんですが、まだ止められたことがありません(笑)。キャラクターが濃いメンバーばかりですので、そのなかでどうやって自分の色を出していくのか、みんながそれぞれに考えていると思います。僕も頑張って飲まれないようにしたいです」と充実感をみなぎらせる。
劇場版では、夢子と鈴井もさらにパワーアップしているという。浜辺によると「夢子はこれまでの経験も生かし、さらに堂々と賭場に挑んでいます。みんなとの距離感も近くなって、楽しく話すシーンも増えてきていますし、これまで以上に生き生きと学園生活を送っているように思います」と夢子の高校生らしい一面も見られそうだ。
高杉は「鈴井が賭場に初参加します!」と告白。「鈴井は一人で騒いでいることが多いんですが、今回は夢子について回って、振り向いてもらえるシーンもあります。鈴井としては、夢子がこちらを振り向いてくれるだけでうれしいです」と喜びを語ると、浜辺は「監督は『鈴井がいないと、夢子は成り立たないね』とおっしゃっていました。鈴井さんが頑張って叫んでくれるから、夢子は平然としていられるんだと思います。鈴井さんのおかげです」と微笑むなど、劇中同様のナイスコンビネーションを見せる。
矢本悠馬が高杉真宙をいじる!笑顔あふれる撮影現場
また劇場版でペアを組むことになる、芽亜里(森川葵)と木渡(矢本悠馬)のコンビネーションも気になるところ。森川は「劇場版では木渡とペアを組みますが、(矢本と)一緒にお芝居をしているうちに『芽亜里が戻ってきた!』という感覚をつかむようになりました」と語ると、矢本も「どんな芝居をしても受けてくれるので、森川葵という存在はすごく心強いですね。今回ペアを組むのが芽亜里というか、森川さんでよかったなと思います」と信頼感たっぷり。
撮影の合間には、共演シーンの多い浜辺、高杉、森川、矢本で談笑する場面も多く見受けられたが、森川は「みんながみんな、それぞれのお芝居が好きなんです。鈴井のヘタレなお芝居も、夢子のお嬢様口調も、その人にしかできないお芝居。それに本当に仲がいいから、お芝居の中で『どんなこと仕掛けてやろう?』と思っちゃうんです」、矢本も「僕はこのメンバーに会えるというだけで、ワクワクしてしまうし、一緒にいるだけで落ち着くんですよ。いい仕事場という感じ。あと『あそこおもしろかったよ』って、基本的にみんなで褒め合いますね」と共に高みを目指していけるメンバーとの共演に大喜び。
さらに矢本は「前は僕のほうからいじっていたんですが、最近は遠目で見ても『僕をいじってください』という顔をしているんです」と現場の愛され&いじられキャラの高杉について言及。「芝居が終わっているのに、鈴井キャラのままでいて、完全に“いじられ待ち”していたりして。ついには『矢本さんがいじってくれると思って…』とか言ってくるんです。さすがにそれを無視してしまうと、傷つけちゃうじゃないですか」と楽しそうに笑っていた。チームワークにも磨きがかかり、さらなる大胆な熱演に期待がかかる『映画 賭ケグルイ』。いまから公開が楽しみだ。
取材・文/成田 おり枝