『ボヘミアン』『エンドゲーム』『翔んで埼玉』…2019年上半期をにぎわせた映画ニュースを振り返る!
今年も早いもので、一年の折り返し地点を迎えた。そこで、ここでは2019年の上半期にあった映画に関するニュースを簡単に振り返っていきたい!
『ボヘミアン・ラプソディ』が100億越えの大ヒットを記録!
まず上半期で外せないニュースと言えば、やはり『ボヘミアン・ラプソディ』(18)の大ヒットだろう。昨年の11月9日に公開されると公開から75日目の1月22日に興収100億円を突破。現在までで、130億円という歴代16位の成績にまで記録を伸ばしている。
映画のラストで描かれる伝説の「ライヴ・エイド」のシーンの完全版を収録したBlu-rayも売上27万枚を記録し、上半期の1位となったほか、サウンドトラックやクィーン関連の音楽ソフトも好セールスを記録するなど、まさに社会現象に。またラミ・マレックの主演男優賞受賞はじめ、今年のアカデミー賞で4部門を受賞したことでも話題を集めた。
日本作品もノミネート!『グリーンブック』が作品賞を制した第91回アカデミー賞
そんなアカデミー賞で『ボヘミアン・ラプソディ』を抑えて作品賞を受賞したのが、天才黒人ピアニストと粗暴なイタリア系用心棒が旅を通して友情を育む姿を描いた『グリーンブック』(18)だ。作品賞のほか脚本賞、マハーシャラ・アリの助演男優賞と3部門を受賞。日本でも公開館数が多くない中、興収18億円を記録し、同作品賞受賞作としては『英国王のスピーチ』(10)を抜き、ここ15年で最大のヒット作に。日本語吹替版も急きょ作られるといった盛り上がりを見せた。
また今年のアカデミー賞では、惜しくも受賞は逃したものの、外国語映画賞に是枝裕和監督の『万引き家族』(18)が、長編アニメーション賞に細田守監督の『未来のミライ』(18)がノミネートされたことでも話題になった。
埼玉で圧倒的な人気!『翔んで埼玉』が予想外(?)の大ヒット
上半期で予想外の大ヒットを記録したのが、魔夜峰央の人気コミックを実写映画化した『翔んで埼玉』(19)だ。埼玉県ディスや関東あるあるなど、わかる人にしかわからないジョークが満載だったが、蓋を開けてみれば37億円を超えるヒット作となった。
全国的に人気を集めたが、やはり埼玉県での盛り上がりは凄まじく、公開週には埼玉県内では23スクリーンで上映され、都道府県興収シェアで東京都を抑えて全国1位を記録。劇場別でも、さいたま新都心にあるMOVIXさいたまが全国で動員数1位を記録するという絶大な強さを見せた。同じく魔夜峰央のコミックスが原作の『劇場版パタリロ!』も現在公開されており、こちらの反応も気になるところだ。
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■『グリーンブック』Blu-ray
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■『翔んで埼玉』通常盤 Blu-ray
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価格:4,800円+税
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