「クィア・アイ in Japan!」で来日したファブ5を直撃!「日本の人はもっと自分を愛して」

インタビュー

「クィア・アイ in Japan!」で来日したファブ5を直撃!「日本の人はもっと自分を愛して」

はとバスで大はしゃぎのタンとジョナサン
はとバスで大はしゃぎのタンとジョナサンNetflixオリジナルシリーズ「クィア・アイ in Japan!」 11月1日(金)独占配信開始

「世界の共通語は“愛”で、誰もが愛を求めている」(カラモ)

――「クィア・アイ」が世界でこれほど愛されている理由はなんだと思いますか。

タン「世界中で人々が切り離され、地域社会が大きく分断されているけど、僕たちの番組を観て、人はいろんな風に繋がることができるんだってことに気づくからじゃないかな」

カラモ「世界の共通語は“愛”で、誰もが愛を求めている。誰もが愛されたいと思っているし、誰かに存在を認めてもらいたいと思っている。周りから否定的な目で見られているんじゃないか、愛されていないんじゃないか、嫌われているんじゃないかという思いを抱えながらみんな生きている。だからこそ、人に勇気を与える、『今のままで十分すてき』『みんな君を愛しているよ』と言ってくれる番組にみんな惹かれるんじゃないかな」

ジョナサン「その通り!」

ボビー「それ以上の答えはないよ」

ファブ5の5人がそれぞれの得意分野を活かし大活躍!
ファブ5の5人がそれぞれの得意分野を活かし大活躍!画像はT A N . F R A N C Eさん(@tanfrance)公式Instagramのスクリーンショット

「自分と違う部分にばかり目を向けるよりも、共感点を見つけることのほうが気持ちが満たされる」(ジョナサン)

――ファブ5は皆さんの褒め上手ですが、コツを教えてください。

ジョナサン「これまで僕が出会った人たちにテロリスト級の悪人はいないと思っているし、大抵の場合、なんらかの形で気持ちを通じ合わせることができる。僕はアメリカの田舎町出身で、親戚の半分はトランプ支持者だ。ほとんどの話題で根本的に意見が合わない彼らのような人たちでも、『自信を持ちたい』『自分の思いを聞いてほしい』という彼らの想いには共感できる。つまり、そういうことなんだと思う。自分と違う部分にばかり目を向けるよりも、どこか共感できる部分を見つけることのほうが気持ちが満たされるんだ。ただしツイッターは別。負の感情はすべてツイッターに吐き出す。そうやって負の感情を全部吐き出すことで、現実世界で出会った人たちに共感することができるんだと思う」

ボビー「僕はもう少し真面目な話をさせてもらうけど(一同爆笑)。ゲイの男としてアメリカで育って、これまで嫌なことを散々言われてきた身としては、人を褒めてあげることや、その人の良い部分を見つけてあげることが如何に大事か身をもって学んできた。言葉によってどれだけ人は傷つけられるかがわかっているから。だからこそ、言葉が人に与えるプラスの効果も、誰かをちょっと褒めてあげるだけで、その人の生き方を変えることができるのもわかっているんだ」

作品情報へ