EXILE AKIRAの猛プッシュに、今市隆二がスクリーン越しのラブコール「最高の兄貴です!」
EXILEのHIROと「SSFF&ASIA」代表の別所哲也、作詞家の小竹正人の3人が打ち出した、映像・詩・音楽を融合させたプロジェクト「CINEMA FIGHTERS project」の第3弾となる『その瞬間、僕は泣きたくなった-CINEMA FIGHTERS project-』の公開記念舞台挨拶が9日、TOHOシネマズ日本橋で開催。
同時刻に大阪のTOHOシネマズなんばで行われている舞台挨拶との二元中継に加え、全国各地の会場へライブビューイング中継もされていることについて、登壇したEXILEのAKIRAは「全国の皆さんにこの熱気をお届けできるのはありがたいです」と満面の笑みで喜びを語った。
東京会場に登壇したのは三池崇史監督がメガホンをとった『Beautiful』で主演を務めたAKIRAをはじめ、『海風』のメガホンをとった行定勲監督、『魔女に焦がれて』で主演を務めた佐藤大樹と井上博貴監督、『GHOSTING』の佐野玲於と洞内広樹監督の6名。またスクリーン上には『海風』で主演を務めた小林直己と『On The Way』で主演を務めた今市隆二の2人が登壇する大阪会場の様子が映しだされ、東京と大阪をつないだ状態でトークが進められていく。
それぞれタッグを組んだ監督の印象を訊かれるとAKIRAは「僕自身は作品に入る時、監督の世界観に染まらせていただくことをモットーとしている。三池監督はとてもインパクトのある雰囲気ですから、どのようなアプローチで来られるのか緊張感があった」と明かし、「でも最初から最後まで俳優に寄り添ってくれる方だったので、とても暖かく、心地よい現場で撮影させていただきました」と振り返る。
一方、小林は行定監督の印象について「普段は優しくて気さくなのですが、撮影に入ると厳しく怖い方だったので、遠慮なくぶつかることができた」と語り、それに対して行定監督は「そんなことないんですけどね」と苦笑い。そして小林を起用した理由について「すごく前から気になっているパフォーマーだった」と明かす行定監督は、最初の顔合わせの時に小林のジェントルマンぶりを感じたとのことで「その時の会話から、彼がどういう人間なのかや向き合っているものが真剣に伝わってきた」と絶賛した。
各々のトークを終えるとAKIRAは「早く今市の作品を観たいと思います」とニヤリと微笑みながらつぶやき、スクリーンに映し出された今市から「(すでに作品を)観たんですけどね」とツッコミが。さらに「今市隆二が初演技をしているので、そういったところが“Beautiful”だと思います」と自身の出演作のタイトルをかけて語るAKIRAが「普段の今市は泣くことがないのに泣いていますから」と猛プッシュすると、今市ははにかんだ表情を浮かべ、「最高の兄貴です」とラブコール。2人の絆の深さを感じさせた。
そしてAKIRAは「CINEMA FIGHTERS projectは、EXILE TRIBEのメンバーが日本を代表する監督たちとタッグを組むことで、自分たちの表現力を上げて新たな道を開拓していくプロジェクトです。楽曲からインスピレーションを沸かせてショートフィルムを作るのがミソとなっているので、参加してくださってるアーティストの楽曲にも注目してくれたらと思います」と、これから作品を観る全国の観客たちに向けて力強く呼びかけていた。
取材・文/久保田 和馬