豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴らが集結!沖田修一が描くひと夏『子供はわかってあげない』特報到着
「マンガ大賞2015」2位にランクインした田島列島の同名長編デビュー作を『横道世之介』(12)の沖田修一監督が映画化した『子供はわかってあげない』が今年6月に公開される。このたび、主演の上白石萌歌と共演する細田佳央太の脇を固める、豊川悦司、千葉雄大、斉藤由貴、古舘寛治ら追加キャスト陣が発表され、あわせて特報映像とティザービジュアルが到着した。
もうすぐ夏休みを迎えるある日、高校2年生の美波は水泳部の練習中に、ちょっと変わった書道部員のもじくんと学校の屋上で運命的に出会うことになる。その出会いにより美波は、思いもよらない父親探しの旅をはじめることとなる…。
このたび、美波役を演じる上白石萌歌と、もじ役を演じる細田佳央太の脇を固める4名の追加キャストが発表された。美波が幼い時に離婚し、行方がわからなくなってしまった実父の藁谷友充役に『ラストレター』(公開中)や『MIDWAY(原題)』(2020年秋公開)などに出演する豊川悦司。豊川は本作の出演に対し「おっさんにはおっさんの夏があるわけで、そんなおっさんのひと夏を沖田組で楽しく過ごすことができました」とコメント。門司の兄であり、ストーリーの鍵を握る明大役には『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)が控える千葉雄大。千葉は「誇張されがちなところを、本当に自然なものとして表現したいと思いやらせていただきました」と語っている。さらに、美波の母親である朔田由起役を『記憶にございません!』『最初の晩餐』(ともに19年)などに出演した斉藤由貴。「生きるために必要な、“安心感と心地良さ”。それが映像に醸しだされていたらとてもうれしいです」と語っている。そして、美波の育ての父、朔田清役として古舘寛治。沖田組常連の古舘は「僕が30代から参加している沖田監督との久しぶりの映画。昔の友人に会うような心境だったかも知れません」とコメントを寄せている。
あわせて到着した特報映像では、原作でも印象的な美波ともじの出会いの様子とともに、コミカルな2人の掛け合いが収められている。さらに、千葉演じる明大や斉藤演じる由起、古舘演じる清、豊川演じる藁谷とのやりとり、そして美波が涙を流す様子も映しだされるなど、はたして美波にどんな冒険が待ち受けるのか、注目せずにはいられない。
上白石ら実力派キャスト陣と沖田監督が甘酸っぱいひと夏の成長譚を描く本作、続報にも期待がかかる。