ファウチ所長を演じたブラピ、本人から演技と人間性を絶賛される！

新型コロナウイルス感染症による米国の死亡者数が5万人を超えた米国時間の4月25日、ブラッド・ピットがNBCテレビの人気番組「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」のAt Home版に出演。同番組で、ホワイトハウスの新型コロナウイルス対策タスクフォースの主要メンバーの1人で、常に科学的見地から意見を述べ続けている米国立アレルギー感染症研究所のアンソニー・ファウチ所長を演じたことについて、ファウチ所長本人からお墨付きを得た。

「USA TODAY」などによれば、米のスペイン語番組「Un Nuevo Dia」にリモート出演したファウチ所長は、新型コロナウイルスについて司会者と真面目な議論を交わしていたが、司会者が「SNL」でブラッドがファウチ所長を演じたことについて感想を尋ねると、笑顔に。「彼の大ファンなんです。だから、私を誰に演じてほしいか聞かれた時、ブラッド・ピットだと言いました。彼は私の大好きな俳優のひとりです。彼は(コロナの感染拡大を止めるために)素晴らしい仕事をしたと思います」と絶賛した。

また、トランプ米大統領がホワイトハウスの記者会見で、「コロナには消毒剤が効くみたいなので、注射をしてみたらどうだ」と発言し、問い合わせが殺到した件についても、ブラッドが皮肉たっぷりに触れたことに対し、「彼が最後にカツラをとって、私と医療現場で働くみなさんにお礼を言ってくれた時、彼は本当に上流の人だと思いました。彼は素晴らしい俳優なだけでなく、人間としても素晴らしい。『SNL』で彼が言ったことは、すべて真実です。彼は、要点を上手にひとつにまとめていました」と滅多に見せない笑顔をのぞかせた。

ファウチ所長の主張は、1日も早く経済活動をスタートさせたいトランプ大統領の支持者たちから猛反発を食らっており、「USA TODAY」などのTwitterには、非難のコメントも寄せられている。しかしブラッドについて「俳優として、人として素晴らしいことを改めて認識した」という声も多数寄せられており、ファウチ所長とブラッドも喜んだに違いない。

NY在住/JUNKO