小栗旬の舞台メイクに小池栄子が「お酒を飲んだ次の日、むくんですごい不細工」と駄目出し
劇団☆新感線のステージの映像を映画館で上映する「ゲキ×シネ」シリーズ第10作目『髑髏城の七人』(2013年1月12日公開)の完成披露試写会が11月26日、新宿バルト9で開催。小栗旬、森山未來、早乙女太一、小池栄子、勝地涼が舞台挨拶に登壇。小栗は「長時間ですが、飽きさせない内容になっていますので、楽しんでいってください」と語った。
織田信長亡き後の戦国の乱世で、迷い傷つきながら戦い続ける若者たちの姿をダイナミックに描き出す『髑髏城の七人』。森山は「演劇が映像になるという本末転倒ぶりは、僕の中でまだ残っているんですが、これはこれで面白い作品になっていると思います」と話した。
精力剤をたくさん飲んでいたという勝地は、「スッポン、赤まむし、ユンケル的なやつとかですね。飲まないとやれなかったです」と激白。すると小池から、「一番最初に声枯れたよね」と言われ、森山からは「動く役だけど、太ってったもんね。腕とか太くなって、二丁目では大人気だったんじゃないかあ」と、全員からいじられていた。
早乙女と口移しのシーンを演じた森山は、「後日、太一に『ぶっちゃけ、どうだった?』と聞いたら、マジで俺の口が酒臭くて嫌だったと言われました」と苦笑い。早乙女も「酒臭かったんです」と繰り返し訴えていた。小栗は「僕のメイクの下手さ加減を見てほしい」と言うと、小池が「お酒を飲んだ次の日、すごい不細工で。旬君のむくみ具合がすごかった」と突っ込む。さらに森山も「(小栗ではなく)コクリ旬でした」と被せ、会場は大爆笑となった。
何度も捨之介と天魔王の二役を演じてきた、劇団☆新感線の看板俳優の古田新太は、ビデオメッセージで小栗たちを激励。「今回は若ドクロってことで、旬君と未來君がふたりでやるという新しい試みでやりましたが、非常に楽しかったです」と賞賛した。最後に、観客を“髑髏党員”という名の宣伝部隊に任命、本作の成功を祈り、キャスト陣が会場へ向かって、『髑髏城の七人』飴を振る舞った。
18台ものカメラを駆使した映像美で、余すことなく舞台の魅力を活写した『髑髏城の七人』。新宿バルト9では2013年1月5日(土)より先行公開されることも決まっている。【取材・文/山崎伸子】