岡田将生が伊坂幸太郎の『オー!ファーザー』映画化に手応え「こんな役柄はない!」

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岡田将生が伊坂幸太郎の『オー!ファーザー』映画化に手応え「こんな役柄はない!」

第26回東京国際映画祭特別招待作品『オー!ファーザー』(2014年春公開)の舞台挨拶が10月23日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、岡田将生、忽那汐里、佐野史郎、河原雅彦、村上淳、藤井道人監督が登壇。岡田は「本当に面白い作品になったので、早く見てもらいたい」と笑顔で手応えを語った。

原作は、『重力ピエロ』、『アヒルと鴨のコインロッカー』など独自の“伊坂ワールド”を展開し続ける人気作家・伊坂幸太郎の同名小説。父親と呼ぶべき存在が4人もいる高校生の由紀夫を主人公に、由紀夫と父親たちがある事件に巻き込まれる姿をスリリングかつ、コミカルに描く青春エンタテインメントだ。主人公を演じる岡田は、「(こんな役は)ないですよ!」と述懐。「脚本を読んで、こんな話を映像化したらどうなるんだろうと魅力を感じた。4人のお父さんの愛を感じて、現場はとても幸せでした」と充実の現場を振り返った。

ヒロイン・多恵子を演じる忽那も「岡田さんとお父さまたちの掛け合いが微笑ましかった」と、岡田と父親4人の息の合ったやり取りを絶賛。父親役のひとりを演じている佐野は「4人の父親がいるという妙な設定ですけれど、多くはまだ語れません」と意味深なコメント。同じく父親役の村上も「多くを語っても良いんですが、ダメですよね(笑)?」と佐野の顔をチラリ。「先輩がそう言うので、控えておきます」と話し、会場の笑いを誘った。

メガホンを取ったのは、27才の新鋭・藤井道人監督だ。藤井監督は「4年間、脚本を書いた。こうやって上映できて光栄です」と感無量の面持ち。「作品に入る前に、岡田さんたちに分析をしていただいて、色々とお話をさせていただいた。原作の伊坂幸太郎さんにも感謝したい」と熱い思いを語っていた。【取材・文/成田おり枝】

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