唐沢寿明、ステージを燃やして熱血アピール！寺島進は「熱いよ！」と苦悶の表情

唐沢寿明主演でスーツアクターの生き様を描く『イン・ザ・ヒーロー』(9月6日公開)の完成披露会見が8月11日に都内で行われ、唐沢をはじめ、福士蒼汰、黒谷友香、寺島進、日向丈、和久井映見、武正晴監督が出席。唐沢は「情熱たっぷりの、最高の作品です！」と完成作に自信たっぷり。大ヒットを願い、炎燃え盛るステージで作品を熱血アピールした。

本作は、観客に顔を知られることなく、肉体を酷使しながら闘うスーツアクターの存在にスポットを当てた人間ドラマ。唐沢が主役のベテラン・スーツアクターに扮する。実際にスーツアクター経験のある唐沢だが、「これは、人間ドラマとしても見どころのあるめずらしいタイプの映画。期待して見てください」とニンマリ。自らを重ねられる役柄を多いに楽しんだ様子だ。

「仮面ライダーフォーゼ」で人気者となった福士は、アクション映画を通して成長していく若手俳優役を演じた。「自分ともリンクして、台本を読んでいても入りやすい役だった」と福士。「今回、自分自身でアクションをやっている場面も多い」と明かしていた。女性役のスーツアクターを演じた寺島は、「ブラジャーをつけるのは心地よかったです」と会場を笑わせ、「いい年こいてアクションもやりましたが、まだまだ50歳なので。福本清三さんを見習ってこれからも頑張りたい」とコメント。第18回ファンタジア国際映画祭で最優秀主演男優賞を受賞した71歳の福本から、大いに刺激を受けたようだ。

最後には、唐沢がトーチを使ってステージ前方に炎を点火。燃え盛るステージが完成した。ガッツポーズを見せた唐沢だったが、寺島は「熱いよ！本当に熱いよ！汗が出てきたよ！」と苦悶の表情。まさに“熱”の伝わる会見となった。【取材・文/成田おり枝】