『6歳のボクが、大人になるまで。』続編製作へ?
リチャード・リンクレイター監督が『6歳の僕が大人になるまで。』(14)続編製作のため、アイディアを温めているとインタビューで明らかにした。
同作は12年の歳月を費やして実際に1人の少年が成長する姿を撮影したことで大きな話題を呼び、主人公がカレッジに入るところで終了したが、リンクレイター監督は主人公が大人になってからのストーリーがあってもいいのではないかと考えだしたという。
「この作品がはじめて上映されたのはちょうど1年前のことだ。それから6か月間は『続編を作るのですか?』と聞かれると、『それは絶対にない』と言っていた。次のストーリーのアイディアもなかったし、もう語りたいことはなかった。そんなことは考えてもみなかったんだ」と映画サイトのThe Playlistに語っている。
しかし、同作のプロモーション活動を行っているうちに考えが変わってきたそうで、「朝起きて、『でも20歳というのは、まさに人間が形成される時だよな』と思ったんだ。自分がどういう人間になるかということがその時期に決まるというか。大きくなってカレッジに行くようになるのも成長だけど、それとは違うことがある。だから続編を作る方向に気持ちが動いた」と明かしている。
しかし、続編の撮影は12年という長い期間にはならない予定だそうで、監督自身の20代の頃の経験に基づいたストーリーになりそうだという。【UK在住/ブレイディみかこ】
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