「シンデレラ」のヒロインはリアルにシンデレラ!?
ディズニーの代表的ラブストーリーを実写映画化した『シンデレラ』(4月25日公開)。本作で誰もが憧れるシンデレラ役に大抜擢されたのが、新進気鋭の若手女優リリー・ジェームズ。まさに“シンデレラガール”と呼ぶにふさわしい彼女に、その心境を聞いた。
イギリス出身のリリー・ジェームズは、クラシカルな顔立ちとブロンドが印象的な25歳。長編映画4作目にして、ディズニー映画のヒロインを射止めたリリーは、この大役が決まった瞬間、嬉しさのあまり興奮して叫んだという。
彼女は監督のケネス・ブラナーから「きみに僕の“シンデレラ”になってほしいんだ」と、電話で直接オファーされたことを告白。その時の思いを「心臓が破裂しそうだったわ!それから、すごく、すごく怖くなったの(笑)」と、振り返った。
この大抜擢についてリリーは、彼女が出演する英国の人気テレビドラマ「ダウントン・アビー~貴族とメイドと相続人~」にも関係があると話す。「あのドラマは私の人生を変えたわ。それに出ていなければ、『シンデレラ』の役をもらえたとは思えないもの。『ダウントン~』は、自分の仕事を多くの人に見てもらえる注目度を与えてくれたわ」と、同ドラマが大きな転機になったと打ち明けてくれた。
リリーのキャリアを変えた「ダウントン~」の影響も手伝い、『シンデレラ』でリアルな“シンデレラガール”となった彼女。ところが、演じることについて不安もあったようで「シンデレラは多くの人が明確なイメージをもっているから、どうすればその期待に応えられるのか悩んだわ」と、その複雑な胸中を吐露。
そんな彼女の心配を払拭したのが、美しいブルーのドレスだ。劇中では魔法使いによって、ひとりの女性からヒロインへと変身するシーンに登場。キラキラと光る靴もまとったリリーの姿は、見紛うことなき“シンデレラ”!
「『このドレスを着られて本当によかった!』って感じたわ。なぜなら、それはすごく美しく、マジカルだったからよ。動く度に何千個ものスワロフスキーのクリスタルが動いて、ただただ美しかったわ」と、役作りのうえでドレスが必要不可欠なものだったと明かす。
『シンデレラ』によって更なる飛躍を期待されているリリーだが、自分の現状については「次のステップに進めることにワクワクもするし、ナーバスにもなるわ。だけど、そういうことはあまり考えないようにしているの。今、他の作品を撮影中だから、それに私の時間やエネルギーを注いでいるのよ」と、女優として充実の日々を送っていることもアピールする。
本作の出演を経て「自信を持てるようになったし、強さも身についたわ。そして、自分自身に優しくなることもね」と、シンデレラ役を通じて多くのことを学んだというリリー。現在、本作のプロモーションで世界中を飛び回り、4月には初来日も果たす。
これを機に、日本でも知名度が上がり、ますます注目されることは間違いないだろう。“シンデレラガール”を地で行くリリー・ジェームズの活躍に今後も期待したい。【Movie Walker】