『あぶ刑事』新作で舘、柴田、浅野、仲村が現場に集結!
86年にドラマの放送が開始された「あぶない刑事」。国民的な人気を誇る刑事ドラマとして不動の地位を築いた本シリーズが、映画『さらば あぶない刑事』(16年正月公開)でスクリーンに帰ってくる!
10年ぶりの劇場版にして最終作となる本作。物語の舞台・横浜でのロケを中心に、現在撮影が進行中だ。4月27日、本作の撮影現場会見が“港署”内で行われ、舘ひろし、柴田恭兵、浅野温子、仲村トオルら、初期からのメンバーが勢ぞろい。今作に賭ける熱い思いを語った。
会見で舘が「もうそろそろみんな死んじゃうからさ、遺影代わりに撮っておこうと思って(笑)」と笑いを誘うと、柴田も「今回はみんなセリフを間違えない。以前は犯人が誰かわからずにやってましたから(笑)」と冗談で切り返すチームワークを見せた。
一方、撮影中にド派手な衣装と大きな声で役になりきっている浅野は「今回は本当に地味。皆さんのご期待に添えなくて申し訳ない!でもレディー・ガガには勝ってるはず(笑)」と自信をチラつかせる。これには舘も「温子との芝居は、嵐の中にいるような恐怖心があります(笑)」と言葉を濁した。
そんな浅野がターゲットにしているのが年下の仲村。「トオルのボケが凄みを増してきて、ツッコみどころがなくなっちゃって、本当に嫌な感じよね(笑)」とイジると、仲村は「僕も嫌ですよ(笑)。せっかく一生懸命やってるのに…」と応酬。しかし仲村は「でも『あぶ刑事』に帰ってくると“小僧扱い”されるのがじつは嬉しいんです」と照れ笑いも見せた。
最後に、舘は「完成したらぜひ見てください。ヒットしなかったら遺影になっちゃいます(笑)」、柴田は「最終作ですが、大ヒットしたら再来年は新作をやりますので(笑)」、浅野は「『あぶ刑事』の形はドラマのレジェンドになってほしい!」、仲村は「大ヒットしたら僕が誰かと組んでやります(笑)」と息のあった様子で映画をアピール。集まったマスコミの爆笑を誘い、会見を締めくくった。
「あぶない刑事」はこれまでに6本の劇場映画が作られ、シリーズ総観客動員600万人超、興行収入82億円を記録。ちなみに、7本同キャスト・同シリーズの刑事モノ映画は世界初となる。抜群のチームワークでどんな“さらば”の物語を仕上げるのか、今から楽しみに待ちたい!【取材・文/トライワークス】