主演女優の盗撮発覚!?『海のふた』初日舞台挨拶
よしもとばななの新聞小説を映画化した『海のふた』の初日舞台挨拶が、7月18日(土)、新宿武蔵野館にて開催。菊池亜希子、三根梓、豊島圭介監督が登壇した。
本作は、原マスミの曲にインスパイアされたという、吉本ばなな初の新聞小説を映画化したヒューマンドラマ。西伊豆の小さな町でかき氷店を始めたヒロインが、糖蜜やみかん水など素朴な味のかき氷で人々の心を癒していく様子を描く。菊池は、都会を離れて故郷に戻ってくる女性・まりを、三根は、心と顔に傷を負った女性、はじめちゃんを演じた。
まず、お互いの印象について聞かれ、「私は三根さんの佇まいがすごく好きなんです」と菊池。「良い意味でイマドキっぽくなくて、昭和の中頃に生きているような佇まいで。三根さんが何かを見てる横顔がすごく好きで、隠し撮りとかしてました。かなりのベストショットを撮ってます!」と胸を張った。
すると三根は「菊池さんが動画にハマっていることは知っていましたが、盗撮されているとは知らなかった」と苦笑。「でも、休憩時間などは気さくに話しかけてくださったりして、お芝居の場面では、菊池さんが最初から最後までまりちゃんとしていてくれた。だから私もはじめちゃんとして存在できたのかな、と思う。まりちゃんが菊池さんで良かったなって心から思います」と感謝の意を表した。
また、本作の内容にからめ、話題が「忘れられないあの夏の思い出」へ。菊池は「学生時代、私は吹奏楽部だったんですが、運動部並みの活動をしていて。夏の大会前に、顧問の女の先生が、すごいロングヘアーを刈り上げてきたんですよ。私はそのとき副部長だったので、これは私もやらなきゃいけないと思って、刈り上げました」と、部活動での思い出話を展開。
「気合いを入れたマッシュルームカットの刈り上げ版みたいな髪型でした。でも、夏が終わったあとに卒業アルバムの撮影があって。アルバムに、そのとんでもないヘアスタイルで載ってしまって…。それが夏の思い出として残っています」とコメント。「その写真は本当に流出してほしくない!」と、切なる願いを口にして、会場から笑いを誘っていた。【取材・文/平井あゆみ】