伊藤淳史、山本美月&溝端淳平に「気遣いがない」とクレーム!?
現役の住職によるエッセイを伊藤淳史主演で映画化した『ボクは坊さん。』(10月24日公開)の完成披露試写会が9月30日にユナイテッド・シネマ豊洲で開催され、伊藤をはじめ、山本美月、溝端淳平、濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形、原作者の白川密成、主題歌を担当した吉田山田、真壁幸紀監督が登壇。幼馴染の仲間を演じた伊藤、山本、溝端が、劇中同様に仲睦まじいやりとりを見せて会場を盛り上げた。
幼馴染の仲間を演じた三人だが、実年齢は伊藤が一番の年上。伊藤は「同級生の役。問題があるんじゃないかと不安だった」と告白しつつ、「でも年上だと感じさせないくらい、僕に対する気遣いが全くなくてよかった」と山本と溝端にチクリ。会場も大爆笑だったが、続けて「会って数時間で、淳平くんは小さなツッコミをどんどん入れてきた。幼馴染の空気感をすぐに作れたというのはよかった」と二人が気さくに接してくれたことで、良い雰囲気が作れたことに感謝していた。
また、山本は劇中で白無垢姿を披露している。「これまでウェディングドレス派だったんです。でも初めて白無垢を着て、白無垢で結婚するのもいいなと思いました」と願望を告白。初めてのお坊さん役を演じた伊藤は「お坊さんって特別な存在というイメージがあると思う。でもお坊さんも普通の人間で普通の日常生活がある。そこにいろんな魅力が詰まっていると思った」と本作で得た刺激を語っていた。
原作者の白川も「映画化は考えもしなかったこと。僕たちの仕事を知ってほしいという気持ちから書いたもの。広がっていくのはうれしいこと」と感慨深けな表情。最後には、吉田山田が主題歌「Today,Tonight」を生披露し、温かさに満ちた舞台挨拶を締めくくった。
『ボクは坊さん。』は、糸井重里主宰のWEBサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載されたエッセイをもとに映画化した人間ドラマ。24歳で突然、住職になった青年(伊藤)が、想像以上に奥深い“お坊さんワールド”に足を踏み入れ、失敗しながらも成長していく姿を描く。【取材・文/成田おり枝】