丸尾末広のカルト漫画「少女椿」が実写映画化!
丸尾末広の代表作として知られる漫画「少女椿」が、中村雅俊、五十嵐淳子の三女である中村里砂主演で映画化。5月下旬より劇場公開されることが明らかになった。
「少女椿」は、両親を亡くし、見世物小屋で働かされることとなった少女みどりが辿る数奇な運命を描いた作品。1984年に原作が発刊されて以来カルト的人気を博し、92年には『地下幻燈劇画 少女椿』としてアニメ映画化。耽美的な世界観が高い評価を受けたが、エログロを含む過激な内容表現から海外の一部地域では上映禁止に。その後も舞台化はされたが、実写映画化は30年にもわたって何度か試みられたものの、企画が立ち消えになっていた。
そんな“伝説”をもつ本作の映画化を実現させたのは、短編映画『ミガカガミ』でモントリオール他、国内外の映画祭で数々の賞を受賞したTORICO監督。そして、モデル・タレントとして活躍中の中村里砂が主人公みどり役として初めて演技に挑んでいる。
映画デビューにして初主演を飾ることとなった中村を支えるのは、風間俊介、武瑠(SuG)、森野美咲、佐伯大地、深水元基、中谷彰宏といった個性豊かな面々。主題歌は、海外で「オルタナティブ・シャンソン」とも評され、歌とアコーディオンで大きな注目を浴びている姉妹音楽ユニット、チャラン・ポ・ランタンが担当している。
唯一無二ともいえる丸尾末広の原作が持つ独特な雰囲気を、いったいどのように実写で再現しているのか?気になるところだ。【Movie Walker】
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