『ズートピア』日本版だけのご当地キャラクターは?
動物たちの“楽園”を舞台にし、全世界で大ヒットを記録しているディズニー・アニメーション『ズートピア』(4月23日公開)。本作の、日本版でしか観ることができない“ご当地キャラクター”マイケル・狸山(たぬやま)役を芋洗坂係長が演じていることが明らかになった。
日本のサラリーマンをイメージしたというマイケル・狸山は、『ズートピア』の世界のニュースキャスターという役どころ。実はこのキャラクターは全世界で5種類存在するご当地キャラクターの一人で、ほかにはヘラジカ(アメリカ、カナダほか)、コアラ(オーストラリア)、パンダ(中国)、ジャガー(ブラジル)といった動物たちが各地域で登場している。
今回、マイケル・狸山のルックスが驚くほど芋洗坂係長にそっくりだったため、ディズニーが熱烈オファーをして起用が実現したというが、芋洗坂係長は「だから私のところに(オファーが)来たんだなと思いましたよ。これは自分がモデルになったんじゃないかと思うくらい、似ていましたから。逆に“これはすぐにできるだろう”と思ったんですけれども、そうは問屋が卸しませんでしたけれどね。キャラクターの空気感に声を合わせなきゃいけないというのがすごく難しいところでした」と語っている。
先日来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督はマイケル・狸山のキャラクターについて、「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っけがあり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした。今回は、そのタヌキに素晴らしい方が声をあててくれました」とコメント。
さらにご当地キャラクターを登場させていることについて、「世界各国でその土地独自のキャラクターを設定したのは、より映画を身近に感じてもらいたいという思いからです。様々な種類の動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」と明かしている。【Movie Walker】