天海祐希「コナンくんのような人は現れなかった」複雑な乙女心を告白
国民的人気アニメの劇場版第20弾『名探偵コナン 純黒の悪夢(ナイトメア)』の初日舞台挨拶が4月16日にTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、天海祐希、高山みなみ、山崎和佳奈、小山力也、池田秀一、古谷徹が登壇。コナンの大ファンだという天海が「コナンくんのような人は私には現れませんでしたけど、見ているだけで幸せです」と複雑な乙女心を交えながら、愛の告白をした。
本作は、コナンの体を小さくしてしまった張本人である“黒ずくめの組織”とFBIや公安をも巻き込んだシリーズ最大の謎に迫るミステリー。劇場版シリーズ20周年というメモリアルイヤーに突入し、この日は豪華声優陣がコナンに感謝の言葉とバラの花を贈ることとなった。天海は「コナンくん、ずっと見ていました」と口火を切り、「あなたは若いままだけど、私はずいぶん歳をとりました。ずっと素敵なままでいてください。これからも続きますように応援しています!」とあふれる思いを語った。
コナン役を演じ続けている高山は、コナンと向き合うと「難しいことになっちゃったな。鏡を見ているよう」と苦笑いを見せつつ、「いつもお互い無理しているよね。これからも二人三脚で頑張っていこう!」とコナンと固い握手を交わし、会場から大きな拍手を浴びていた。
蘭役の山崎は「コナンくん大好きです」と愛情たっぷりに語りかけ、これにはコナンも照れることしきり。小五郎役の小山は「いつも首ねっこをひっつかまえてごめんね!でも俺もいつも首にプチュッと刺されているから!でも眠らせてもらわないと俺も仕事ができない。これからもプチュッと刺してね」とお茶目にコメントし、笑いを誘っていた。
また、赤井秀一役の池田は「坊や、頑張ってくれたまえ」と役柄を思わせるエールで会場を沸かせ、安室透役の古谷は「コナンくん、20年間よく黒ずくめの組織と戦ってくれた。これからは公安に任せてくれたまえ。タイトルも『名探偵アムロ』に変わる」とジョークを飛ばしてニヤリ。最後には高山が「この愛に支えられて、これからも頑張っていきたい」とファンへの感謝の気持ちを明かし、大盛況の舞台挨拶を締めくくった。【取材・文/成田おり枝】