池松壮亮の“年上キラー”演技にハマる大人の女性が急増中?
話題作に立て続けに出演し、飛ぶ鳥を落とす勢いの池松壮亮。『セトウツミ』(16)では素朴な高校生、『デスノート Light up the NEW world』(公開中)ではLの遺伝子を受け継ぐ名探偵を演じるなど、幅広い役柄をこなし実力派として活躍する池松だが、特に年上女性を虜にするダメ男役は絶品!?
池松の“年上キラー”としての演技が開眼したのは、宮沢りえ演じる銀行に勤める主婦・梨花が、池松演じる大学生・光太のために銀行の金を横領してしまう姿を描いた『紙の月』(14)。日々の生活に何か物足りなさを感じる梨花に対し、光太が時折甘えたような笑顔を見せる場面は、多くの女性が母性本能をくすぐられたに違いない。
また、その年下男子ならではの愛くるしさは『続・深夜食堂』(公開中)でも発揮されている。池松が演じたのは、うだつの上がらない蕎麦屋の息子・清太。しかし年上の彼女に対しては「2人でどっか行っちゃお。幸せにするからさ」と男前なセリフをさらっと吐くなど、まだ未熟だが、ストレートに気持ちを伝えてくれる姿勢に、またキュンとさせられてしまう!
一方、『だれかの木琴』(公開中)ではセクシーな一面をのぞかせている。本作では、常盤貴子演じる主婦の小夜子を翻弄する美容師・海斗を好演。小夜子の髪を触る手つきや、小夜子を部屋にあげて誘惑する言動には色気がムンムンと漂い、その池松のセクシーな演技に思わずドキっとしてしまう。
そんな池松の年上キラーぶりを存分に堪能できるのが、池松演じるフリーター・裕一と寺島しのぶ扮する平凡な主婦・智子の禁断の恋を描いた『裏切りの街』(公開中)だ。お互いパートナーがいながらも、出会い系サイトをきっかけに、2人は肉体関係を持つようになる。伏し目がちで、髪はぼさぼさ、常に無気力で、アンニュイな雰囲気の裕一。かと思えば、突然キスを迫ったりと、その裕一のギャップに智子も気付けば虜に!本作にはこれまで池松が培ってきた年上キラーの魅力がたっぷりと詰まっている。
ベビーフェイスなルックスに、気怠さを漂わせ、独特のオーラを放つ池松壮亮。その絶妙なギャップを持つ彼が演じる、色気たっぷりの演技にぜひ注目してみてほしい。【トライワークス】
価格:3800円+税
発売元:ポニーキャニオン