声優・早見沙織、池田秀一に「ビビッときた」と告白!シャア&ララァとして共鳴
「機動戦士ガンダム」でキャラクターデザインとアニメーションディレクターを手がけた安彦良和による人気コミックをアニメ化した『機動戦士ガンダム THE ORIGIN IV 運命の前夜』(公開中)の大ヒット舞台挨拶が11月27日にTOHOシネマズ日本橋で開催され、声優の池田秀一、早見沙織、古谷徹、福圓美里が登壇。早見が、池田と共演するなかで「ビビッときた」瞬間があったことを明かした。
「シャア・セイラ編」の完結編となる本作。のちのシャア・アズナブルとセイラ・マスが辿る運命と、テレビアニメでは描かれなかった一年戦争開戦前の出来事などが明らかになる。早見は、池田演じるシャアとともに宇宙に向かう道を選ぶ少女・ララァに扮している。
この日は、エメラルドの瞳を持ったララァを意識して、エメラルドの指輪をして登壇した早見。「祖母から伝わる指輪で。代々伝わるものを家から持って来ました。母が『これはあなたの指輪だよ』と言ってくれて、すごくうれしい気持ち」と家族の絆が伝わるエピソードを披露した。
アムロ役の古谷によると、アフレコ現場では「37年前もそうだったんですが、スタジオの奥の方に僕とホワイトベースのクルーの声優達が座っていて、入り口の方に池田さんとジオン軍のみなさん。亡くなられましたが、真ん中には“中立”ということでナレーターの永井(一郎)さんが座っていらっしゃった」と当時も現在も、劇中と同じく地球連邦軍とジオン軍とで距離を保っていたそう。
今回、早見は「池田さんのお隣を空けていただいた」と池田のそばで過ごしていたそうだが、池田と初めて挨拶した日を振り返ると、「池田さんがスッとお立ちになられて、そっと手を差し出して『池田です』とおしゃってくださって。その時は、運命のようなビビッとくる感じがあった。グッと胸を鷲掴みにされるようで、こういう気持ちなのかと込み上げてきました」と演じたララァと共鳴して、「ビビッときた」ことを明かしていた。
すると古谷が「そこにだまされちゃいけないよ。シャアっていうのはそういうヤツだから」とコメントして、会場も大爆笑。早見は「『シャアに優しさを感じる』とお話をしていたら、池田さんが『それはララァだからだよ』と。おお!となりました」と再び池田との会話に感動したことを話していた。【取材・文/成田おり枝】