映画ランキング - 国内映画
(2024/4/5~2024/4/7)

2024年4月8日 発表(毎週火曜更新)
2024年4月5日~2024年4月7日に日本国内で上映された映画の観客動員数ランキングはこちら。『変な家』『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』などがランクイン!(興行通信社調べ)

  • No.1
    1 keep

    変な家

    、110分、ホラー/サスペンス・ミステリー
    3.4
    5533

    動画制作者の雨穴が、自らのYouTube動画を基に物語の続きを加筆し書籍化した同名小説を映画化したミステリー。なにかが“変”な家の間取りに隠された真実に迫る。監督は『ミックス。』の石川淳一、脚本は『七···もっと見る

  • No.2
    3 up

    映画ドラえもん のび太の地球交響楽

    、116分、アニメ/ファミリー
    4.3
    5893

    藤子・F・不二雄の生誕90周年記念作品で、「ドラえもん」長編映画シリーズ第43作。音楽をテーマに、地球の危機を救うため、ドラえもんとのび太たちが繰り広げる大冒険を描く。監督は『映画ドラえもん のび太の···もっと見る

  • No.3
    2 down

    劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦

    、85分、アニメ
    4.7
    15129

    バレーボールに全力を注ぐ高校生たちの熱い青春ドラマを描いた古舘春一による「ハイキュー!!」の劇場版 FINALシリーズ第1弾。アニメシリーズに続き、Production I.Gがアニメーション制作を担···もっと見る

  • No.4
    4 keep

    オッペンハイマー

    、180分、伝記/ヒューマンドラマ
    R15+
    4.1
    6823

    原子爆弾の開発に成功し、「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの知られざる人生を描いた歴史ドラマ。『インセプション』のクリストファー・ノーランがメガホンをとり、『ダークナイト』のキリ···もっと見る

  • No.5
    6 up

    四月になれば彼女は

    、108分、恋愛
    3.8
    4040

    10年にわたる愛と別れを、壮大なスケールで描いた同名ベストセラー恋愛小説を映画化。米津玄師「Lemon」など多くのミュージックビデオを演出してきた山田智和が長編映画初監督を務める。『護られなかった者た···もっと見る

  • No.6
    5 down

    ゴーストバスターズ/フローズン・サマー

    、115分、アクション/コメディ/SF
    3.6
    2616

    「ゴーストバスターズ」シリーズ5作目。真夏のNY、海の向こうから巨大な氷柱が大量に出現し、街は氷の世界に。日々、NYをゴーストから守っているスペングラー家は、その元凶がすべてを一瞬で凍らせるパワーを持···もっと見る

  • No.7
    7 keep

    ゴジラ-1.0

    、125分、アクション
    4.3
    8143

    ゴジラ70周年記念作品として制作されたゴジラ作品30作目。山崎貴が監督・脚本・VFXを手掛け、『君の名は。』の神木隆之介が主人公の敷島浩一、『君の膵臓をたべたい』の浜辺美波がヒロインの大石典子をそれぞ···もっと見る

  • No.8
    NEW

    オーメン:ザ・ファースト

    、118分、ホラー
    PG12
    3.5
    1078

    1976年公開の『オーメン』に登場した悪魔の子、ダミアンの誕生秘話を描くホラー。「ゲーム・オブ・スローンズ」のネル・タイガー・フリーが主人公のマーガレットに扮するほか、ローレンス枢機卿役に『生きる L···もっと見る

  • No.9
    8 down

    機動戦士ガンダムSEED FREEDOM

    、124分、アニメ/SF
    4.5
    5784

    遺伝子調整され生まれながらにして優れた身体能力や頭脳を持つコーディネイターと自然のまま生まれたナチュラルが存在する時代、C.E.(コズミック・イラ)を舞台にした「機動戦士ガンダム SEED」の劇場版。···もっと見る

  • No.10
    9 down

    恋わずらいのエリー

    、108分、恋愛
    4.0
    917

    2018年に第42回講談社漫画賞少女部門にノミネートされ、累計発行部数210万部を突破した、藤ももの少女コミックを映画化した青春ラブコメディ。監督は『弱虫ペダル』の三木康一郎、脚本は「春待つ僕ら」のお···もっと見る

『変な家』の勢いが止まらない!4週連続No. 1で春休みを独占し『名探偵コナン』を迎え撃つ
『変な家』の勢いが止まらない!4週連続No. 1で春休みを独占し『名探偵コナン』を迎え撃つ
『変な家』の勢いが止まらない!4週連続No. 1で春休みを独占し『名探偵コナン』を迎え撃つ

4月5日から4月7日までの全国映画動員ランキングが発表。全国的に中高生の春休み最後の週末となった今週も、『変な家』(公開中)の勢いはまったく衰え知らず。4週連続でNo. 1を飾り、見事に2024年の春休み期間をトップのまま走り抜いた。
『変な家』の公開4週目の週末3日間成績は、観客動員28万9000人、興行収入は3億7100万円。どちらも前週との比較でおよそ4分の3の成績に落ち着いているが、まだまだ高い水準をキープしていることには変わりない。ちなみに国内実写映画が4週連続で首位に輝いたのは、昨年秋の『ミステリと言う勿れ』(23)以来。続編やテレビドラマの劇場版を除けば『花束みたいな恋をした』(21)以来3年3か月ぶりとなる。 しかも、この週末直前の4月4日の時点で興収30億円という一つの節目に到達していた『変な家』。公開から21日目での興収30億円突破は、先述の『ミステリと言う勿れ』よりも1日早く、週末3日間を加えた公開24日間での累計成績は動員277万8000人、興収34億5900万円を突破している。この大ヒットを後押ししている中高生の客層のほとんどが新学期を迎えたここからが、同作にとって大きな試金石となるはずだ。 次週末からは次なる書き入れ時であるゴールデンウィーク興行に向けて、このシーズンの大本命である『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』(4月12日公開)が公開を迎える。昨年の『名探偵コナン 黒鉄の魚影』(23)は、ゴールデンウィーク期間まで4週連続で興収10億円を超える驚異的な成績を叩きだし、シリーズ最高の興収138億8000万円を記録。さすがにこの強力なライバルが相手では『変な家』の5週連続Vは叶いそうもないだろう。 またその翌週には『陰陽師0』(4月19日公開)と『劇場版ブルーロック -EPISODE凪-』(4月19日公開)、さらに次の週には『ゴジラxコング 新たなる帝国』(4月26日公開)などの注目作がゴールデンウィークに向けて次々と公開されるとはいえ、『名探偵コナン』以外で『変な家』の主要な客層をがっつりと奪いそうなタイトルは見受けられない。 となると、動員ランキングの首位の座こそ譲ったとしても、ゴールデンウィーク期間、あるいはその先(例えば中高生の試験休みなど)にまた『変な家』が息を吹き返す可能性は非常に高いと考えられる。すでにこちらの予想を何度も超えてきている作品だけに、その動向はまったくもって未知数である。 さて、ランキングの2位と3位に目を向けてみると、公開6週目を迎えた『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』(公開中)が、公開8週目を迎えた『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』(公開中)を3週間ぶりに逆転。当初は春休みの首位争いを繰り広げるとみられた両者の“2位争い”のデッドヒートも引き続き見逃せないポイントとなっている。 この週末3日間の『のび太の地球交響楽』の成績は動員18万2000人、興収2億2200万円で、累計成績では動員309万5000人、興収36億8000万円に到達。昨年の『映画ドラえもん のび太と空の理想郷』(23)の同時期までの累計成績には動員、興収共にわずかに届かないものの、6週目末3日間の成績だけでみればどちらも109%。春休み後も成績を伸ばすことができれば、前作超え、すなわちコロナ禍以降でのシリーズ最高成績も見えてくる。 一方、3位となった『劇場版ハイキュー!!』のほうは、週末3日間で動員14万2000人、興収2億1300万円と、後者では『のび太の地球交響楽』にかなり僅差まで迫っている。もっとも前週、前々週と新たな入場者プレゼントが配布されていたことが好成績の維持に繋がっていたと考えると、第5弾が配布される4月20日(土)の週末に再び上位に食い込んでくることだろう。 なお累計興収では92億7000万円となっており、日本歴代興収ランキングでは60位まで浮上。昨年夏からロングランが続いている宮崎駿監督のスタジオジブリ作品『君たちはどう生きるか』(公開中)をまもなく超える見込みだ。 クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』(公開中)は前週に続いて4位をキープ。通常のデジタル上映に加えて、IMAXやDolby Cinemaでの上映が軒並み好調のようで、4月13日(土)にはIMAXとDolby Cinema、そして35mmフィルム版の3フォーマットを1日で鑑賞する「3フォーマット制覇バスツアー」が開催。3時間の長尺作品を1日で3回観るという超ハイカロリーな鑑賞スケジュールながら、すでに定員に達しているとのこと。 そして、1970年代に一世を風靡したオカルトホラー映画『オーメン』(76)の前日譚として“悪魔の子”ダミアンの誕生にまつわる秘密が明らかにされる『オーメン:ザ・ファースト』(公開中)が初日から3日間で動員4万6169人、興収6448万円を記録。8位に初登場を果たした。 以下は、1~10位までのランキング(4月5日〜4月7日) 1位『変な家』 2位『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』 3位『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』 4位『オッペンハイマー』 5位『四月になれば彼女は』 6位『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』 7位『ゴジラ-1.0』 8位『オーメン:ザ・ファースト』 9位『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』 10位『恋わずらいのエリー』 今週末は、先述の通り「劇場版 名探偵コナン」シリーズの第27作となる『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』がシリーズ史上最大規模の515館(IMAX50館、MX4D13館、4DX64館、Dolby Cinema8館を含む)で公開されるほか、ソフィア・コッポラ監督がエルヴィス・プレスリーの元妻プリシラ・プレスリーの回想録を映画化した『プリシラ』(4月12日公開)などが控えている。 文/久保田 和馬


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