荒牧亮子
荒牧亮子
死んだ自分自身についての幾つかの記憶と、親しい6人のインタビューで構成した極私的短篇。監督・脚本は「鎖骨の下の」の荒牧亮子。撮影を「鎖骨の下の」の岩井天志が担当している。尚、本作は特集上映『荒牧亮子の映画世界』の中で公開された。第8回ふくいビエンナーレ最優秀賞受賞作品。16ミリ。
ストーリー
12月10日、私は死んだ。だが、私には幾つか憶えていることがある。逃げた鳥を部屋中追いかけたこと、鎖骨の下にある傷とその傍らで揺れる南十字星のネックレスのこと、古い住所録を整理しながら顔さえ想い出せなくなった人たちとのことを思ったこと、ベルギーワッフルを食べている男とぶつかり鯛焼きを落としてしまったこと（その時、私は男を殺してやりたい衝動に駆られた）、蜂蜜の中で夢見心地で死んでいった蟻を眺めたこと、ピアノの下でペダルを踏む母の足を見たこと。来年の命日には何人かの愛しき人々が、そんな私との想い出を語ってくれるに違いない。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 製作年
- 2001年
- 製作国
- 日本
- 配給
- 自主
- 初公開日
- 2001年9月29日
- 上映時間
- 38分
- 製作会社
- アールと北口出口
[c]キネマ旬報社
こちらもおすすめ
PR
エピソード1の100年前。 ダークサイド誕生の謎に迫る、スター・ウォーズ最新作を徹底解剖！
PR
映画ファンの声や至極の人間ドラマ作品でひも解く、誰もが共感してしまう『違国日記』の世界
PR
ジャッキーの集大成は劇場で目撃したい！長年のファンが語る熱い想いをたっぷりお届けします
PR
“伝説のアーティスト”の半生を描く音楽伝記映画。その魅力や見どころを識者のインタビューや鑑賞者のレビューから解説！
PR
映画ファンにこそ知ってほしい「スターチャンネルEX」の魅力に迫るコラムやインタビューを掲載
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
「東京ロケーションボックス」が話題作のロケ撮影を支援！驚きの撮影秘話から魅力に迫る
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
