四日間の奇蹟|MOVIE WALKER PRESS
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四日間の奇蹟

2005年6月4日公開,117分
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「半落ち」の佐々部清監督&吉岡秀隆主演による感動のファンタジー。再起不能になった元ピアニストの青年と、彼を取り巻く2人の女性に訪れる奇跡の物語だ。

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

ピアニストになる夢を絶たれた青年、敬輔は、命を救ったピアノの天才少女・千織と共に療養センターの慰問へ。そこで働く女性、真理子と12年ぶりに再会した彼だが、落雷事故で彼女は余命4日の重体になってしまう。

作品データ

製作年
2005年
製作国
日本
配給
東映
上映時間
117分

[c]2005「四日間の奇蹟」製作委員会 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.9
  • 晴耕雨読

    2
    2009/5/23

     TV局が映画界に本格的に参加することによって、邦画が大きくコケルことはなくなりました。この映画は宝島社が選ぶ『このミステリーがすごい!』大賞の金賞受賞作品なのですが、『このミス…』は週刊文春が選ぶ年間ミステリー・ベスト10のオーソドックスなものと比較すると一風変わった小説がベストセレクションされています。出版不況の中にあって累計100万部を突破した原作に注目したTBSが広告代理店と組んで、瓜生花子によるコミック版も発刊して、万全の体制を組み、過去の角川映画のように原作小説、漫画に音楽を絡ませた映画を撮りましたが、ピアノ曲や主題歌:平原綾香の「Eternally」を最後まで流さなければならない制約があるためなのか、美しい風景画が延々と続くプロモーションビデオのような作品になっています。よって物語は冗長さが否めず、脚本も泣かせ場所を用意しているのですが、盛り上がらずに泣けないのです。

     「男はつらいよ」シリーズでの吉岡秀隆はいいのですが、この映画での如月敬輔役は繊細というより、優柔不断な性格で言葉によって相手を説得出来ない一種の障害者を見ているようです。高校生の頃から敬輔を慕っていたという石田ゆり子を演じる岩村真理子も、敬輔のどこに魅かれたのかが詳しく描かれていないのは、只管、海辺の療養センターの景色や物語で度々登場する角島灯台が日没とともに三方へ光を放つシーン等の綺麗な画面を描くことに時間を取られたからでしょうが、人間関係が上手く伝わってきません。知的障害の少女・楠本千織と屋外で遊ぶシーンも、雨が降ってきたのに室内に入ろうとしない真理子に疑問符を打ちますし、落雷による事故で奇蹟が起こり、真理子が敬輔にキスを願うのも、実質的には養女である千織にキスする訳ですから泣けるというよりも唖然とするのです。

     楠本千織役の尾高杏奈の頑張りや、長谷川未来役の中越典子の美しさがこの映画の魅力ですが、療養センターが脳障害と精神病院の違いはあっても「カッコーの巣の上で」のようなリアリティは皆無といっても過言ではないでしょう。未来の父親、長谷川隆役を名優石橋蓮司が演じていますが、今回はTV的過剰演技を強いられたのか、不発に終わっています。脳科学研究所勤務医の倉野順次に芸達者な西田敏行が扮していますが、医者が患者の親権者に高飛車な言葉を吐くのは時代錯誤以外の何ものでもありません。松坂慶子、西村和彦、小林綾子、平田満を揃えられたのはTBSの力でしょうが、むしろ、料理人の萩原誠を演じた鳥羽潤が主人公の敬輔を演じれば真理子の恋愛感情も納得出来たかもしれません。

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  • 晴海

    3
    2008/7/1

    石田ゆりこさんと吉岡さんの会話の噛み合ってなさがいじらしくなりつつ、ピアノメインの音楽が軽やかでとてもさわやか。
    決して軽くはないテーマですが、すっきり見れました。

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  • ☆★もも★☆

    5
    2007/8/4

    心温まる、奇跡のストーリーです!

    西田敏行さんも
    いい味だしてる.

    大事な人がこんな風に入代わったり、
    こんな奇跡あったらいいな。

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