A24が贈る『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』が公開決定!立木文彦ナレーションの予告編も解禁
奇想天外なサバイバル・アドベンチャー『スイス・アーミー・マン』(16)で長編デビューを飾り、世界中の映画祭で絶賛を浴びたダニエル・シャイナート監督の最新作『The Death of Dick Long(原題)』が、『ディック・ロングはなぜ死んだのか?』の邦題で8月7日(金)より全国公開することが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁された。
『ムーンライト』(16)や『ミッドサマー』(19)など映画ファン最注目のスタジオとなった「A24」とシャイナート監督が再びタッグを組み挑むのは、アメリカの片田舎が舞台に“とある事件”の顛末を描いたミステリー仕立てのダーク・コメディ。実際に起きた事件から着想を得ており、ひた隠しにしてきた秘密が白日の下にさらされた時に起こるドタバタと悲哀が絶妙なバランスで組み合わさる様は、まるでコーエン兄弟の名作『ファーゴ』(96)を彷彿とさせる。
予告編では、バンド仲間のジーク(マイケル・アボット・ジュニア)、アール(アンドレ・ハイランド)、ディック(ダニエル・シャイナート)が夜更けにバカ騒ぎを始める場面から始まる。いつものように楽しい夜になるはずが、ディックが突然死亡。平穏な田舎町で噂は瞬く間に広がり、町は“ディックの死”の話題でもちきりに。真相を知るジークとアールは彼の死因をひた隠しにし、痕跡をもみ消そうと必死になるが…。事件の夜になにが起きたのか、なぜ彼らは真相を話せないのか、頑なに口を閉ざす理由とはいったい?
「知らない方がいいこともある」と意味深に語られる怪死事件の衝撃的な秘密に、好奇心を掻き立てられるこちらの予告編。ナレーションには、NTV「世界の果てまでイッテQ」をはじめ数々のバラエティで活躍し、「新世紀エヴァンゲリオン」の碇ゲンドウ役で知られる立木文彦が担当している。
ポスタービジュアルの中央にはディックの遺影が印象的に置かれているが、キーパーソンである彼を演じているのはシャイナート監督で、本作で俳優デビューを果たしている。そして、死んだディックの周りには、事件に震撼する狭い田舎町の人々が描かれており、事件の解明につながる様々なヒントが散りばめられているとか、いないとか…。
隠され続けた”衝撃の真相”が暴かれた時、「冗談でしょ!」ときっと叫びたくなる本作。ワクワクしながら公開を待ちたい。
文/トライワークス