”恐妻”水川あさみの毒舌が止まらない!『喜劇 愛妻物語』の予告編が公開
『百円の恋』(14)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した足立紳による“ほぼ実録”の夫婦小説を、自ら監督&脚本を務めて映画化した『喜劇 愛妻物語』(9月11日公開)。その本ビジュアルと予告編が到着した。
本作は、「妻とセックスがどうしてもしたい夫」と「夫とのセックスを拒み続ける妻」という、倦怠期真っ只中のセックスレス夫婦の姿を描いた痛快コメディ。脚本家の豪太は、稼ぎがほぼゼロで家に居場所もないのに、隙あらばセックスに持ち込もうとするダメ夫。妻のチカはそんな夫に絶望し、罵詈雑言を浴びせながら家計を支えている。ある日、豪太は四国を舞台にしたシナリオを書くために家族での旅行を提案。しかし、豪太のもう一つの目的は、旅の間に「セックスレスの妻とセックスする」ことだった。
そんな夫婦の悲喜劇を予見させる本ビジュアルは、濱田岳が演じる“超ダメ夫”豪太ののん気な笑顔と、水川あさみが演じる“超恐妻”チカの呆れ顔の差が印象的。そのふたりに、音楽ユニット「Foorin」のメンバーでもある新津ちせ演じる愛娘のアキが、無垢な笑顔で挟まれている。吹き出しに書かれた「言っとくけどセックスなんかしないからね」というチカのセリフから、セックスレス夫婦のぶつかり合う姿が想像できる。
予告編では、すり寄る豪太のことを「しつこいんだよ」「消えろ」とはねのけたり、トラブルばかり起こす豪太に「もう一緒にいたくない!顔も見たくない!マジ死んでほしい!」と怒りを爆発させたりするチカの姿が。水川あさみが熱演する毒舌キャラにも注目だ。
あまりにも赤裸々でスケールの小さい痴話ゲンカは、笑いだけでなく、他人事とは思えない共感を生むのではないだろうか。日本の“家族映画”の新たな一作となる痛快喜劇を楽しみに待ちたい。
文/トライワークス