中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が参戦!北川景子主演『ファーストラヴ』に実力派が結集
『ナラタージュ』(17)や『Red』(20)の原作者である島本理生が第159回直木賞を受賞し、累計発行部数30万部を突破した同名ベストセラー小説を映画化する『ファーストラヴ』(2021年公開)。北川景子が主演し、堤幸彦監督が手がける本作に中村倫也、芳根京子、窪塚洋介が出演することが発表された。
アナウンサー志望の女子大生が父親を刺殺するという衝撃的な導入から始まる本作。容疑者である聖山環菜の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせるなか、事件を取材する公認心理師の真壁由紀(北川)は、夫である真壁我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに、環菜の真の動機を探っていく。やがて由紀は環菜に過去の自分と似た“なにか”を感じ始め、心の奥底に隠したはずの“ある記憶”と向き合うことになる。
今回発表された追加キャストについて堤監督は、「まさにベストな人選。おかげで密度の濃い化学反応がいくつも」と強い自信をのぞかせる。昨年エランドール賞新人賞を受賞し、今年もドラマ「美食探偵 明智五郎」や『水曜日が消えた』(上映中)と主演作が続く中村は、由紀の過去の記憶のカギを握るクールでドライな敏腕弁護士の庵野迦葉を演じる。
『累 -かさね-』(18)と『散り椿』(18)で第42回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した芳根は、父親殺しの容疑者である環菜を演じ、若手女優トップクラスの演技力で真意のつかめない複雑な役柄に挑む。また『まぼろしの邪馬大国』(08)以来12年ぶりに堤監督とタッグを組む窪塚は、由紀と迦葉の良き理解者であるカメラマン真壁我聞に扮し、物語に奥行きを持たせていく。
登場人物の奥底まで掘り下げる心理描写に定評のある島本作品を、数々の傑作を世に送りだしてきたヒットメーカーである堤監督がどのように映像化するのか。そして北川をはじめ実力派俳優たちが、どのような魅力的なアンサンブルを繰り広げるのか。期待しながら続報を待ちたい。