志尊淳と城田優の“やりたいことリスト”、トップは結婚?『2分の1の魔法』日本語版声優で深めた“兄弟”の絆

インタビュー

志尊淳と城田優の“やりたいことリスト”、トップは結婚?『2分の1の魔法』日本語版声優で深めた“兄弟”の絆

「自分を受け入れているからこそ、失敗しても自分の責任だと素直に認めることができる」(志尊)

――最後に『2分の1の魔法』を観た時の感想と見どころを教えてください。

志尊「僕はもう観終わったあとにボロ泣きしました。普段、作品を観て泣くことはあまりないのですが、本作は『最高!』の一言。僕がすごくすてきだなと感じて、イアンと同年代の若い人たちの心にも響けばいいなと思ったのは、セルフ・コンパッション、自己肯定力の大切さ。イアンはこの物語を通じて内面的に成長するんです。自分を受け入れているからこそ、たとえ失敗しても自分の責任だと素直に認めることができる。自分がなにかできた時の喜びを実感する、それを仲間と共有できる。その達成感が一つあれば、きっとこれから先どんどん広がっていく、変わっていくものがあると思います」

城田「まず、ディズニー&ピクサーの最新技術を用いた、スクリーンで観たら間違いなく感動して、うわ~っ!って口を開けちゃうようなすごい映像美と音楽。さらに、カセットテープ1本しか亡き父親の思い出がないという、監督本人の実話から膨らんだストーリーも含めて、ただのファンタジーでは収まりきらない。この映画の言葉を借りるわけじゃないですけど、僕は実際、魔法=奇跡は世の中にありふれていると思っているんですよ。そんな魔法をしっかりと感じられて、実は自分の近いところに大切なもの…お金や権力や地位じゃなくて、愛とか情とか家族とか、生きていくうえで一番大事なものがあるんだなってことに気づかせてくれる。そして、自分の中でなにかを決断することや、挑戦することに対して、優しくあと押しをしてくれる映画だと思います。自分にとってのイアンはだれなのか?バーリーはだれなのか?一人ではできないことでも、2人なら可能に感じられるような、この兄弟みたいな関係性の人を見つけてもらえたらうれしいです」

亡くなった父が残した魔法の杖で、父を復活させようとする
亡くなった父が残した魔法の杖で、父を復活させようとする[c]2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

取材・文/石塚圭子

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