世界が認めた圧巻のクオリティ!「MOZU」シリーズのココに注目【レコメンW】
映画並みのスケールと、海外ドラマばりの中毒性…そんなドラマ、観たくありませんか?
WOWOWが贈るオリジナルドラマには、映画ファンや海外ドラマファンが、日本のテレビドラマに感じてきたであろう“物足りなさ”を払拭するような作品が目白押し。
この連載企画「レコメンW」では、映画ファンの代表として映画プラットフォーム「MOVIE WALKER PRESS」の編集部、海外ドラマファンの代表として雑誌「DVD&動画配信でーた」の編集部がタッグを組み、必見のWOWOWのオリジナルドラマをレコメンドしていきます。
「日本のドラマはあんまり…」と思っている映画ファンも、海外ドラマファンも、この連載を読めばWOWOWのオリジナルドラマの魅力に気づくこと間違いなし。第7回となる今回は、「MOVIE WALKER PRESS」編集部の山田が「MOZU」シリーズの必見理由をご紹介します!
WOWOWのオリジナルドラマ「連続ドラマW」って?
WOWOW独自のドラマ製作プロジェクトとして2003年にスタートした長編ドラマ枠「ドラマW」。市川崑監督や大林宣彦監督ら日本映画界のレジェンドたちが手掛けた作品は大きな話題を呼び、2008年からは連続ドラマ枠「連続ドラマW」の製作も開始。濃密な人間ドラマから骨太な社会派ドラマ、映画スケールのアクションや本格ミステリーなど幅広いジャンルの作品を次々と生みだし、これまで「東京ドラマアウォード」や「日本民間放送連盟賞」など数多くの賞を受賞している。
今回レコメンドするのは「MOZU」シリーズ!
WOWOWとTBSの共同制作で大反響を巻き起こした2012年放送の「ダブルフェイス」のチームが再結集した本作は、昨年完結作が発表された直木賞作家、逢坂剛の人気小説シリーズを原作としたハードボイルド・アクション。ある爆発事件によって妻を失った警視庁公安部の倉木尚武(西島秀俊)が、叩き上げの所轄刑事である大杉良太(香川照之)、プロの殺し屋を追う任務の最中に爆発事件に遭遇した公安刑事の明星美希(真木よう子)らと協力しながら、巨大な陰謀へとたどり着く姿が描かれていく。
「MOZU Season1 〜百舌の叫ぶ夜〜」(全10話)にはじまり、その半年後を描いた「MOZU Season2 〜幻の翼〜」(全5話)、そしてドラマ版では謎に包まれたままだった“ダルマ”の正体に迫った『劇場版MOZU』(15)。さらには警察を辞めた大杉を主人公にした「MOZUスピンオフ 大杉探偵事務所」(全2話)と展開。すべてのエピソードを「海猿」シリーズや『太陽は動かない』(2021年3月5日公開)で知られる羽住英一郎監督がメガホンをとり、西島や香川ほか、伊藤淳史、小日向文世、蒼井優ら「ダブルフェイス」からの続投キャストに加えて、真木よう子や池松壮亮、有村架純、吉田鋼太郎、長谷川博己、石田ゆり子といった実力派豪華キャストが集結。
日本ドラマ史上空前のスケール感と、豪華俳優陣の熾烈な演技合戦が大きな話題となったこの一大プロジェクトは、アジア・テレビジョン・アワードでノミネートされるなど世界からも一目置かれる作品に。そんな本作の見どころとなる“3つのポイント”を、類似したテーマを持つ映画作品と絡めながらレコメンドしていこう。