主要キャスト4人が語る『ウォーキング・デッド』新スピンオフとオリジナルの違いとは!?
ゾンビ発生によって文明が崩壊した世界を舞台にした大ヒット・サバイバルドラマ『ウォーキング・デッド(TWD)』。2010年に放送が開始された同シリーズは、2015年にはキャラクターと舞台となる場所を変えた『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド(FTWD)』をスタートさせ、劇場版の製作も進行中と、世界観を広げている。そして、『TWD』シリーズから生まれたスピンオフ第2弾『ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド』が10月2日からAmazon Prime Videoで独占配信中だ。
オリジナルの『TWD』とは異なり、ゾンビ(オリジナルでは「ウォーカー」、本作では「エンプティ」と呼ばれる)発生から10年後を舞台にした本作。また、これまでサバイバーたちによる過酷な生存競争を描いてきた『TWD』シリーズだが、『~ワールド・ビヨンド』では文明崩壊後に育った新世代の成長が物語の軸になるという。平和なコミュニティを離れ、ゾンビだらけの世界へ飛び出す若者を演じたアリーヤ・ロワイヤル&ハル・カムストン、アレクサ・マンスール&ニコラス・カントゥの4人に、新スピンオフの魅力とこれまでのシリーズとの違いを聞いた。
ネブラスカにある壁に囲まれたキャンパス・コロニーで育ったアイリス(アリーヤ・ロワイヤル)とホープ(アレクサ・マンスール)の姉妹。ある日、市民共同体と名乗る組織に協力を求められ、同地を離れた科学者の父親から、身の危険を訴えるFAXが届く。姉妹は父に会うため、友人であるサイラス(ハル・カムストン)&エルトン(ニコラス・カントゥ)と共にコロニーの壁を越え、1800㎞先のNYに向かう。果たして彼女たちがたどり着く真実とは――。
「文明崩壊後の世界で“どう生きるか”によりフォーカスしている」(ロワイヤル)
――今回のキャラクターとオリジナルの『TWD』のキャラクターたちと比べて異なる部分はどこでしょうか。
ロワイヤル「未知の世界への道を進む、という意味ではシリーズ全体で重なることだけど、今回は『TWD』みたいな世界の中で、“どう生きるか”という視点によりフォーカスしていると思う。『TWD』のキャラクターたちは死というものをよく理解していて、そして死人の世界をどうにか生き残ろうとしている。でも本作のホープやアイリス、サイラスは生き残ろうって考えてるんじゃなく、ただ“生きてる”って感じているの。だから彼らはコミュニテイを去り、自分の人生を見つけようとするのよ」
カムストン「その通りだと思う。他のシリーズ作品と似ているところはある。だって同じユニバースに存在するし、同じクリエイターたちが参加しているからね。『TWD』と同じアポカリプスでさえあるわけだけど、素晴らしい人たちがやっていることに価値がある」
――コミュニテイの外に出たアイリスたちにいったい何が起こるのでしょうか?
ロワイヤル「ネタバレに気をつけて話すと、アイリスたちは旅の途中で面白いキャラクターに出会うの。それが楽しいと思う。誰が善人で誰が悪人か、誰が助けてくれて、誰が行く手を阻んで、旅を邪魔するか。誰がみんなの一体感をつくり、誰がそれをぶち壊そうとするか、見ていてとても面白いし、物語はよりパワフルになっていくわ」
カムストン「ありがたいことに僕が演じたサイラスはとても成長する。最初のほうは、あまり言葉をしゃべらないけど、最終的にはたくさんしゃべるようになるよ!人として大きくなっていくんだ」