D・フィンチャー監督が描きだす、ハリウッドの光と影…『Mank/マンク』予告映像が解禁

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D・フィンチャー監督が描きだす、ハリウッドの光と影…『Mank/マンク』予告映像が解禁

『ソーシャル・ネットワーク』(10)でアカデミー賞監督賞にノミネートされたデヴィッド・フィンチャー監督と、『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』(17)でアカデミー賞主演男優賞を受賞したゲイリー・オールドマンがタッグを組んだNetflix映画『Mank/マンク』が12月4日(金)より独占配信スタート。このたび本作の予告映像とキービジュアルが解禁された。

本作は、オーソン・ウェルズが監督、製作、主演を務めた映画史に燦然と輝く名作『市民ケーン』(41)の誕生の舞台裏を描く、実話をもとにしたヒューマンドラマ。
アルコール依存症に苦しみながら、社会を風刺しつづける脚本家の“マンク”ことハーマン・J・マンキーウィッツが、のちに不朽の名作となる『市民ケーン』の脚本の仕上げに追われる姿を通し、1930年代のハリウッドの光と影を描きだす。

このたび解禁された予告映像では、当時の映画を彷彿とさせるクラシカルな映像とレトロなサウンドに乗せ、名作誕生に至るまでの紆余曲折や華やかなハリウッド黄金期の様子が映しだされていく。
ウェルズをはじめとしたマンクを取り巻く個性豊かな登場人物たちが次々と登場し、奇妙かつ複雑な物語が展開していくことを予感させる仕上がりに。また同時に解禁されたキービジュアルには、歪んだ絵画のように変貌したマンクら登場人物たちの姿がデザインされている。

機知と風刺に富んだマンクを演じるオールドマンを筆頭に、キャスト陣は実力派ぞろい。
ウェルズ役には『オンリー・ゴッド』(13)のトム・バーク、『市民ケーン』のモデルとなる新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハースト役には「ゲーム・オブ・スローンズ」のチャールズ・ダンス。ハーストの愛人でサイレント映画の女優マリオン・デイヴィス役には「マンマ・ミーア!」シリーズのアマンダ・セイフライド。マンクの弟で世界的映画監督のジョセフ・L・マンキーウィッツ役にトム・ペルフリー。ほかにリリー・コリンズやタペンス・ミドルトンらが脇を固める。

Netflixでの独占配信に先駆け、11月20日(金)からは一部劇場にて公開されることも予定されている本作。
劇中には『市民ケーン』へのオマージュがあらゆる箇所に散りばめられているとのことで、フィンチャー作品ファンはもちろん、クラシック映画ファンの心にも刺さること間違いなし。
来年行われる第93回アカデミー賞の有力候補の一角との呼び声も高い本作を、是非ともじっくり堪能してほしい。

文/久保田 和馬

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