離婚、育児、不登校…大人のいまこそ響く!「おジャ魔女どれみ」ベストエピソード10選
「おジャ魔女どれみ」第35話「転校生は魔女見習い!?」
ライバルキャラクターとして、5人目の魔女見習いのおんぷが初登場。ダークな雰囲気をたたえたキャラクター性と、宍戸留美によるちょっとオトナな雰囲気の声色で、多くの男子層から熱い支持を獲得。『魔女見習いをさがして』にも、意外な“おんぷちゃん推し”男子が登場するのでお見逃しなく。
「転校生がチャイドルというだけでワクワクは止まらないのに、その子が新しいおジャ魔女とは?! ドキドキも止まらないお話です」(関)
「おジャ魔女どれみ#」第4話「どれみはママ失格!?」
自分の不注意でハナちゃんに風邪をひかせたどれみが、母親から「子育ては遊びじゃない。やり直しはきかないの」と厳しい叱責を受けたことによって、ママとしての自覚と自信を取り戻す物語。苦しむハナちゃんに対する、どれみの身体を張った行動が感動を呼ぶ。
「ハナちゃんの鼻づまりを治すためにどれみがとった行動にショックを受けたと、どれみ役の千葉さんも驚いたお話です」(関)
「おジャ魔女どれみ#」第20話「お母ちゃんに会える!あいこ涙の再会」
親の離婚に責任を感じていたあいこが母親と再会。そこで明かされた離婚の真の理由とは?夫妻間での仕事に対する考え方の違いなど、綺麗ごとではない大人の事情を真摯に描く快作。
「あいこ一家の心温まるお話と、どれみたちのドタバタエピソードの対比を楽しんでください。あいこのおめかし姿も新鮮です」(関)
「おジャ魔女どれみ#」第40話「春風家にピアノがやってくる!」
娘に夢を託して厳しくピアノを指導した母と、その厳しさゆえに5年前の発表会で失敗してしまった娘のどれみ。母娘はわだかまりに向き合い、ともに乗り越えてゆく。静謐なトーンで描かれた家族の絆の物語。
「劇場版#を未見でもわかるように作られた、どれみとぽっぷのピアノをめぐるお話。お父さんの頑張りも必見です」(関)
「も~っと!おジャ魔女どれみ」第20話「はじめて会うクラスメイト」
社会問題となっていた不登校児を真っ正面から取り上げたエピソード。ファンに“長門かよこちゃん三部作”と呼ばれる、本話から続く連作は表面的な友情話に終わらず、観る者の心にいまも問いを投げかけ続ける。
「不登校の同級生『かよこちゃん』のお話の始まりです。難しい問題は、ゆっくりゆっくり、解決のために描いていくのが『どれみ』の流儀です」(関)
「も~っと!おジャ魔女どれみ」第25話「ひとりぼっちの夏休み」
MAHO堂の仲間のみならずぽっぷやクラスメイトにもそっけない態度を取られ、孤立するどれみ。あまりにもドジを繰り返したため皆に嫌われてしまったと思ったどれみが流す、大粒の涙が印象に残る。
「『魔法でドジが直ればいいのに』というどれみのナイーヴな一面が描かれた、あるサプライズのお話です」(関)
「も~っと!おジャ魔女どれみ」第48話「手がかりゼロ!最後の試験」
「も~っと!」でどれみたちに課せられていた“パティシエ試験”は、個性的なエピソードが続出。元気なイメージの強かったももこだが、本エピソードでは、亡き師匠であるマジョモンローにそっくりな姿の試験官を前に弱気な一面を見せる。
「謎のお菓子『愛しのトゥルビヨン』のいわくが判るお話。たくさんの視聴者からレシピの問い合わせがありました!!」(関)
「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」第29話「はなさないで! つないだ手と手」
夏祭りの晩に出会ったミステリアスな青年とハナちゃんの交流を描く、大和屋暁脚本による一篇。ハナちゃんの無垢な優しさが青年の心を癒し、静かな感動をもたらす。
「『魔女見習いをさがして』にもCVとして登場の石田彰氏が不思議な青年役を演じているお話。ハナちゃんの無邪気さが光る1話でもあります」(関)
「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」第40話「どれみと魔女をやめた魔女」
引き続き大和屋の脚本に加え、『時をかける少女』(06)以前の細田守監督が「どれみ」初演出を務めた、シリーズ最大の異色作。原田知世演じる、表向きはガラス職人の“魔女をやめた魔女”未来さんは、どれみを俗世と隔絶された魔女の生き方にいざなうが…。大林宣彦監督の『時をかける少女』(83)を思い起こさせるモチーフを多用し、ホラーテイストすらたたえた細田のシャープな演出が冴えわたる名編。
「将来を決めなければならない時期に出会った『未来さん』がどれみに投げかける人生の選択肢。原田知世さんをゲストに迎えての珠玉の1話」(関)
「おジャ魔女どれみドッカ~ン!」第51話「ありがとう!また会う日まで」
全201話にわたった本作の最終話は、魔法を使わない物語。卒業式の朝、どれみは学校へ行かずMAHO堂に立てこもる。いつも元気などれみが仲間との別れを前に語る本音に、胸が締め付けられる。シリーズを締めくくるにふさわしい、圧巻のフィナーレ。
「『魔女見習いをさがして』にもつながる、魔法を使わない最終話。みんな、どれみが大好きだった!!」(関)