興収365億円突破の『鬼滅の刃』が2週連続1位!『さんかく窓の外側は夜』は4位スタート
広い地域で雨天となり、真冬らしい寒さとなった1月23・24日の週末映画動員ランキング。『鬼滅の刃』を筆頭にアニメ作品が強さを見せている。
『鬼滅の刃』を中心にアニメ作品4本がトップ5入り
一度は2位に落ちたものの、先週末のランキングですぐに首位を奪還した『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が順位をキープ。公開15週目ながら、土日2日間で動員11万2000人、興収1億8400万円をあげ、累計でも動員2667万人、興収365億円を突破した。
2位には動員7万5000人、興収1億700万円の『銀魂 THE FINAL』が入り、累計でも動員76万人、興収10億円を記録。3位の『映画 えんとつ町のプペル』は動員7万4700人、興収1億800万円とし、興収では『銀魂~』を上回り、累計では動員117万人、興収16億円に。また、5位には『劇場版ポケットモンスター ココ』が動員121万人、興収14億円でランクインする結果となった。
このほか、8位が『STAND BY ME ドラえもん 2』、9位にも『夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者』と続いている。
『さんかく窓の外側は夜』が新作で唯一のランクイン
新作では唯一、『さんかく窓の外側は夜』が4位でトップ5入り。累計発行部数130万部を超えるヤマシタトモコによる同名ベストセラーコミックを原作とし、霊が〈祓える男〉と〈視える男〉の2人が、“除霊”という特殊能力を使い怪奇事件に挑む新感覚のミステリーを、岡田将生と志尊淳の初共演&W主演で実写化。ストーリーのカギを握るヒロインを『響 -HIBIKI-』(18)の平手友梨奈が演じている。
豪華キャスト出演の新作2本がミニシアターランキングの1&2位に
今回は、小規模公開作品を対象とするミニシアターランキングにも注目したい。『KCIA 南山の部長たち』、『どん底作家の人生に幸あれ!』の新作2本が1、2位で初登場。1979年に韓国で起きた朴正煕大統領暗殺事件を基にしたノンフィクションを映画化した前者ではイ・ビョンホンが主演を務めており、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズの代表作「デイヴィッド・コパフィールド」を映画化した後者には、デヴ・パテルにティルダ・スウィントン、ベン・ウィショー、ヒュー・ローリーら実力派が出演。ともにキャスト陣の力もあり、映画ファンの集客をあと押ししたと考えられる。
以下、3位に『聖なる犯罪者』、4位に『43年後のアイ・ラヴ・ユー』、5位に『ガメラ 大怪獣空中決戦』(95)の4K HDR版が入る結果となった。
今週末の公開作品では、菅田将暉と有村架純がW主演を務める『花束みたいな恋をした』、『新聞記者』(19)の藤井道人監督がメガホンをとり、綾野剛と舘ひろしの共演でヤクザの生き様を描く『ヤクザと家族 The Family』といったタイトルが控えている。1月最後の週末映画動員ランキングからも目が離せない。
文/サンクレイオ翼
1位 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編
2位 銀魂 THE FINAL
3位 映画 えんとつ町のプペル
4位 さんかく窓の外側は夜
5位 劇場版ポケットモンスター ココ
6位 新解釈・三國志
7位 約束のネバーランド
8位 STAND BY ME ドラえもん 2
9位 夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者
10位 新感染半島 ファイナル・ステージ
※興行通信社調べ