【閲覧注意】怪情報“樹海村の事故物件”を潜入調査…「樹海村」は実在した
“樹海村の事故物件”の正体は…
学校があるならば、もちろんそこには人々が暮らす町もある。小学校跡地を出た記者らが辺りを散策してみると、多数の民宿を発見した。
「樹海荘」、「岳心荘」、「若葉荘」…そのどれもが、青々とした木々をイメージさせるような、爽やかなネーミングだ。
「郵便局もありますね。精進郵便局…しょうじ、と読むようです」。スマホを取りだしたTさんが検索してくれた。
現在我々がいるのは、富士河口湖町の精進という集落で、精進湖観光協会が運営する公式サイトによれば、休業中のものを除いても10軒もの民宿が軒を連ねる“民宿村”だということだ。
そう、“樹海村の事故物件”の正体は、“民宿村の小学校”だったのだ。
この取材では、噂の真相を確かめるため急ぎ現地へと向かった記者らだったが、よくよく調べると、民宿村は富士山を間近にいただく絶景と、四季折々の自然や地元でとれた山菜料理をいただける、“隠れ里”といった趣のあるリゾート地だった。
「素敵なところだね、今度はプライベートで泊りに来たいな」と、スキーやスノボが趣味のKさんが、街並みを眺めながら笑う。
「山菜料理も魅力的ですし、景色のいい精進湖も近いようですよ。このまま泊まっていきたいなあ」とTさんは大きく伸びをした。
インターネット黎明期、噂が噂を呼んで拡散していった“樹海村”の都市伝説は、情報の少ない当時ならではの現象であり、それゆえに奇妙な現実感をもって人々の想像力を掻き立てたのだろう。
清水崇監督のイマジネーションによって、都市伝説とは形を変えたエンタテインメントとして昇華された『樹海村』は、ただ怖いだけではなく観客の心に余韻を残す、オリジナリティあふれるホラー映画となった。
結果、現地の様子に怖いものはなにもなかったが、我々は民宿村のアットホームな雰囲気に癒され、真実を知ることができた充足感と共に東京への帰路に就いた。
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