【閲覧注意】怪情報“樹海村の事故物件”を潜入調査…「樹海村」は実在した
ありがとう東映、ありがとう松竹
それでは、大手を振って『事故物件 恐い間取り』を紹介しよう。
『事故物件 恐い間取り』は、「事故物件住みます芸人」として活動する松原タニシの実体験をまとめた著書を原作に、亀梨和也が松原をモデルにした芸人役で主演を務めたホラー映画で、『リング』(98)でJホラーブームを起こした中田秀夫が監督を務めている。
芸人の山野ヤマメ(亀梨)はお笑いコンビを組んでいたがまったく売れず、コンビも解散してしまう。突然ピン芸人となり途方にくれるヤマメは、テレビ番組への出演を条件に「事故物件に住んでみろ」と無茶ぶりされ、殺人事件が起きた物件で暮らすことになる。様々な怪奇現象に遭遇したヤマメは“事故物件住みます芸人”としてブレイクしていくが、ヤマメがある時に見つけた事故物件には、想像を絶する恐怖が待っていた…。
発売中のBlu-ray/DVD豪華版(初回限定生産・3枚組)には、主演の亀梨と共演の奈緒、中田監督によるビジュアルコメンタリーほか、惜しくもカットされた劇中のお笑いコンビ=ジョナサンズのコントをノーカットで収録している。そのほかメイキング、未公開シーン集、イベント映像集、安田大サーカスのクロちゃんによる短編映像「事故物件 恐いカレシ」(全10話)を収録。さらに劇中お笑いコンビのサイン入りポストカードセットが封入されるなど充実の内容となった。
『事故物件 恐い間取り』の劇中に登場する“事故物件”は、そのほとんどが精巧なセットだが、綿密な取材に基づいているということで、ビジュアルの説得力は満点だ。さらに特典内では、ネットを騒がせた本編中の不可解な声の謎、撮影時の心霊現象(?)や裏話などが明かされており、ホラーファンならずとも必見と言えるだろう。
コロナ禍での『犬鳴村』大ヒットで幕を開けた昨今のJホラーブームは、昨夏の『事故物件 恐い間取り』でさらに拡大し、そのままの勢いで『樹海村』のヒットにつながっている。
映画館の営業にもたびたび制限がかかるなか、東映と松竹の両社が放ったこの3作品は、劇場で体感する映画の楽しみを思い出させてくれる、映画ファンにとってかけがえのないものになったように思う。
上映中の劇場で『樹海村』の恐怖に縮みあがったあとは、『事故物件 恐い間取り』のパッケージを爆音で再生して、残り少ない冬の夜を震えながら満喫してみてほしい。
取材・文/編集部
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『事故物件 恐い間取り』
Blu-ray&DVD 発売中
Blu-ray豪華版(初回限定生産・3枚組):6,700円+税
DVD豪華版(初回限定生産・3枚組):5,800円+税
Blu-ray通常版:4,700円+税
DVD通常版:3,800円+税
発売・販売元: 松竹
『男はつらいよ お帰り 寅さん』
Blu-ray&DVD 発売中
豪華版ブルーレイ(初回限定生産):6,700円+税
豪華版DVD(初回限定生産):5,800円+税
通常版ブルーレイ:4,700円+税
通常版DVD:3,800円+税
発売・販売元:松竹