【閲覧注意】怪情報“樹海村の事故物件”を潜入調査…「樹海村」は実在した
『事故物件 恐い間取り』
東京に戻った記者は、取材メモを読み返しながら頭を抱えた。“樹海村の事故物件”の正体を知れたことは大きな収穫だったが、このレポートはホラー映画を観たくなるものにしなくてはならない。そのためには“事故物件”の写真が必要だ。しかし、取材で訪れた民宿村は、すでに正体が判明している。
そこで(なぜそれまで思い出さなかったのかは不思議でならないが)思い出したのが、昨夏に記録的なヒットとなり話題をさらった、松竹の『事故物件 恐い間取り』(Blu-ray/DVD発売中)だ。
しかし、こちらは『仁義なき戦い』の東映、あちらは『男はつらいよ』の松竹。共に長い歴史を誇る日本映画界の雄だ。「東映の映画の宣伝に、写真を貸してもらえますか?」と問い合わせるのは、かなり勇気がいる。
それに記事のタイトルが「【閲覧注意】怪情報“樹海村の事故物件”を潜入調査…『樹海村』は実在した」と来ている。怒られるであろうことは容易に想像できた。
だが同作の公開時、記者は松竹宣伝部のKさんが本物の事故物件でリモートワークする模様をレポートしていた(この模様は記事になっているので、興味のある方は是非一読いただきたい)。
このご縁を頼りに、取材時に担当くださった松竹の方々へ恐る恐るメールを送信してみた。するとすぐに返信があり、「『樹海村』観ました!じわじわ迫りくる怖さですね。『事故物件 恐い間取り』についても触れていただけるとのこと、ぜひお願いいたします!」と、驚くほど前向きな返答をいただくことができた。
そして東映のSプロデューサーも、「おもしろいね、両方観てくれたらいいんじゃないかな」と、このアイデアを快諾してくれた。
よく考えてみれば、『仁義なき戦い』で菅原文太さんが演じた広能昌三も、『男はつらいよ』で渥美清さんが演じた車寅次郎も、共に社会のはみだし者ではあるものの、義理と人情に厚いという共通点があった。記者の脳裏には、銀座の東映本社と築地の松竹本社が手を取り合う光景が浮かんだ。
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『事故物件 恐い間取り』
Blu-ray&DVD 発売中
Blu-ray豪華版(初回限定生産・3枚組):6,700円+税
DVD豪華版(初回限定生産・3枚組):5,800円+税
Blu-ray通常版:4,700円+税
DVD通常版:3,800円+税
発売・販売元: 松竹
『男はつらいよ お帰り 寅さん』
Blu-ray&DVD 発売中
豪華版ブルーレイ(初回限定生産):6,700円+税
豪華版DVD(初回限定生産):5,800円+税
通常版ブルーレイ:4,700円+税
通常版DVD:3,800円+税
発売・販売元:松竹