大団長、獅子奮迅の救出劇!『モンスターハンター』鬼人乱舞も発動する本編映像を公開
全世界を熱狂させた日本発の大ヒットゲームシリーズをハリウッドで実写映画化した『モンスターハンター』(公開中)。「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督とミラ・ジョヴォヴィッチが再びタッグを組んだ同作より、本編映像が到着した。
本作は、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かう“ハンティングアクション”という新ジャンルを確立させたゲームの世界観で紡がれるアクションアドベンチャー。ジョヴォヴィッチが主人公のアルテミスに扮し、『ワイルド・スピード SKY MISSION』(15)のトニー・ジャー、「ヘルボーイ」シリーズのロン・パールマン、『ブレイブ -群青戦記-』(上映中)の山崎紘菜が出演している。
解禁された本編映像は、深夜の密林でアルテミスとハンター(ジャー)が草食竜のアプケロス軍団に突進されるシーンからスタート。どこからともなく現れた謎の男である大団長(パールマン)が炎でアプケロスを撃退するのを見たアルテミスが、頭上に双剣を掲げて“鬼人乱舞”を発動する姿や、崖に追い詰められたハンターが間一髪で受付嬢(山崎)に助けられる様子が映しだされ、その迫力みなぎる映像に期待感が煽られる。
VFXを担当したのは、ドラマ「ワンダヴィジョン」や『シェイプ・オブ・ウォーター』(17)ほか多数の作品の特殊技術を手掛けた制作会社「Mr.X」。
アニメーターのデニス・ベラルディは「Mr.Xのアニメーターたちはモンスターの動きを理解するため、とにかくテレビゲームをプレイした。攻撃の仕方、攻撃するタイミング、攻撃しないタイミングなど、モンスターの頭の中まで理解に努めた。ファンの方々にモンスターたちやその世界を受け入れてほしかった。ファンの基準が非常に高いだろうことは認識していた。アニメーション技術を総動員したような作品で、Mr.Xが20年間かけて開発してきた技術で表現している」と自信をのぞかせる。最終的には、累計約80分、1300以上ものショットで視覚効果が含まれ、300人からなるチームが1年丸ごとかけてモンスターたちに命を吹き込んだという。
製作陣が“映画モンハンの象徴”と位置付けるシーンが切り取られた今回の本編映像。アルテミスを助けながらも意味深な言葉を告げる謎の男の正体は?さらなる冒険と闘いの行方は、劇場のスクリーンで見届けてほしい!
文/足立美由紀