吉田拓郎が歌声を絶賛!『漁港の肉子ちゃん』稲垣来泉による主題歌「イメージの詩」映画版MV公開
明石家さんまの企画・プロデュースで西加奈子の小説をアニメ化した『漁港の肉子ちゃん』(6月11日公開)。本作より、人気子役の稲垣来泉が歌う主題歌「イメージの詩」映画版MV「肉子ちゃんとキクコの秘密と漁港の仲間編」が解禁。あわせてオリジナル楽曲を手掛けた吉田拓郎が稲垣の歌声を絶賛するメッセージを寄せた。
本作は、漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの秘密が紡ぐハートフルコメディ。『海獣の子供』(19)の渡辺歩が監督を務め、圧倒的なクオリティで世界中から支持されるSTUDIO4°Cがアニメーションを制作。肉子ちゃんの声を大竹しのぶ、娘のキクコの声をCocomiが担い、人気声優の花江夏樹や下野紘のほか、吉岡里帆、マツコ・デラックス、中村育二らも声優として参加する。
解禁されたMVに流れる「イメージの詩」は、吉田のデビュー曲でさんまが「人生の教科書」と言い切る楽曲を10歳の稲垣がカバーしたもの。名曲を新たな世代にも伝えたいというさんまの提案から、サウンドプロデュースにGReeeeN、編曲に武部聡志が迎えられている。
MVのアニメーション映像は、若き日の肉子ちゃんが男に騙されている様子を見て心配する当時の親友みう(声:吉岡)の会話から始まる。各地を転々とし、やがて漁港町で暮らすようになった肉子ちゃんとキクコが、小さな幸せを日々感じつつ生活を送る様子が切り取られている。そんな2人を焼肉店「うをがし」のサッサン(声:中村)をはじめ町の人々が温かく見守り、肉子ちゃんとキクコの間に親子の愛が溢れる様子などに、思わず胸を打たれる仕上がりに。そこへ懸命に生きる漁港の人々へエールを送るように稲垣のあどけないも力強い歌声が響く。
吉田は「心の底から『素晴らしい』。今回の『時を超えた奇跡的なレコーディング』に震えました。頬をつたわる涙を僕は『ぬぐう事すら忘れて聴き入りました』」と心に湧きあがった思いを告白。時にはシャウトしながら稲垣が歌い切った歌に「決してカバーなどと言うレベルのものではありません。まさに2021年に『叩きつけられた新しいメッセージ』ではないでしょうか」と絶賛した。
さんまに抜擢された稲垣も「自信を持って私は歌いきりました。さんまさんやスタッフの皆さんが、うなずいてくれたので、とても良い歌になっていると思います」と話している「イメージの詩」は明日5月26日(水)より配信される。稲垣の歌声はもちろん、今回の映像で初披露となった吉岡の声の演技にも注目しつつ、映画の公開を楽しみに待ちたい。
文/鈴木レイヤ