原作愛あふれる書店員も絶賛!『漁港の肉子ちゃん』西加奈子ワールドに泣き笑い
登場人物がそこにいるように感じさせてくれる、西加奈子ワールド
読む人を惹きつけてやまない西加奈子作品の魅力について、樋口さんは「登場人物たちのキャラクターがしっかりと立っていて、みんなすごく個性的だけど、実はどこかにこんな人がいるんじゃないかなと思えること」だと話す。「そんなキャラクターたちが自分に語りかけてくれるような感覚になるんです。特に『漁港の肉子ちゃん』は、登場人物が生き生きとしていて魅力的だなと思います。西加奈子さんの小説を読んでいつも感じるのは、誰かを大切にしたいという気持ちだけじゃなく、“自分自身のことをもっと大切にしたい”と思えること。そんなふうに思える本はほかにありません」。
映画を観た時は、それまで原作を読んで感じていたことに加え、「自分の母親のことや、自分の周りにいてくれた人たちのことを思い出した」という樋口さん。「運動会のシーンでは、自分の小学生のころの運動会を思い出して、母が卵焼きや鶏の唐揚げのお弁当を作ってくれたなとか、いろんな記憶が鮮やかに蘇ってきました。病室のシーンでも、なぜか母のことをすごく思い出しましたね。親子の愛や母の愛だけでなく、自分の周りにいてくれる人からの愛というものを、この映画から強く感じました」。
原作のストーリーをしっかりと紡ぎながら、アニメならではの演出を加え、キャラクターたちの気持ちに寄り添って作り上げられた映画『漁港の肉子ちゃん』。原作ファンをも魅了する本作で描かれる家族の愛のカタチを、ぜひスクリーンで確かめてほしい。
取材・文/石塚圭子
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