大魔神、55年ぶりに映画で怒る!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』まさに“怪獣大戦争”な予告公開

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大魔神、55年ぶりに映画で怒る!『妖怪大戦争 ガーディアンズ』まさに“怪獣大戦争”な予告公開

2005年の平成版に引き続き三池崇史監督がメガホンをとった『妖怪大戦争 ガーディアンズ』(8月13日公開)。製作総指揮に角川歴彦と荒俣宏が名を連ねる同作より本予告編が解禁され、日本特撮界が誇るレジェンド的存在“大魔神”が登場することが明らかになった。

戦闘モードに入った凛々しい令和版の大魔神はこちら!
戦闘モードに入った凛々しい令和版の大魔神はこちら![c] 2021「妖怪大戦争」ガーディアンズ

1968年に三部作、2005年には平成版が公開され興行収入20億円の大ヒットを記録した『妖怪大戦争』が、令和の新たな時代にスケールアップして甦った本作。寺田心が妖怪ハンターの血を引く主人公のケイに扮し、数奇な運命に導かれた心優しき少年が世界の存亡をかけた戦いに挑む姿が描かれる。そして誰もが知る有名妖怪をはじめ、映画オリジナルの妖怪、さらに世界中のモンスターも加わり妖怪ワールドが拡大していく。

【写真を見る】仁王立ちする66年版の元祖大魔神(『大魔神怒る』より) 。本予告の令和版大魔神と見比べよう!
【写真を見る】仁王立ちする66年版の元祖大魔神(『大魔神怒る』より) 。本予告の令和版大魔神と見比べよう![c] KADOKAWA1966

特撮ムービーでもある本作では、日本特撮界の象徴ともいえる“大魔神”が55年ぶりにスクリーンに戻ってくる。元祖大魔神は、1966年に大映(現・KADOKAWA)が製作&公開した特撮時代劇シリーズ三部作『大魔神』、『大魔神怒る』、『大魔神逆襲』に登場する守護神。領民の信仰を集める武神像を快く思わない為政者により破壊を命じられるも、突如像としての眠りから目覚めた大魔神が地震や地割れを起こし、敵を大地に飲み込む。怒りが頂点に達すると穏やかな表情から憤怒の形相に変化して破壊の限りを尽くすという荒ぶる神であった。


一方、本作で復活した大魔神は、災いをもたらす妖怪獣に対抗するための最後の切り札であり、一度復活すると100年は怒りが収まらないという“諸刃の剣”でもある伝説の武神。


解禁された本予告では、妖怪を前に気弱になっているケイが、勇気を振り絞り伝説の刀“鬼切丸”を引き抜く様子と、大魔神の怒りの表情や力強い雄姿が映しだされる。そして、いきものがかりが書き下ろした主題歌「ええじゃないか」のファンキーな調べに乗って、素顔を明らかにしようとする狐面の女(杉咲花)や腹太鼓を打ち鳴らす隠神刑部(大沢たかお)ほか、主要な妖怪たちが次々と登場して決戦の時を告げる。またあわせて解禁された本ポスターと場面写真では、物語の鍵となる大魔神が迫力満点にあしらわれ、その壮大さにワクワクさせられる。

三池崇史監督×寺田心主演『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日(金)より公開!
三池崇史監督×寺田心主演『妖怪大戦争 ガーディアンズ』は8月13日(金)より公開![c] 2021「妖怪大戦争」ガーディアンズ

角川会長は「とてつもないスケールの映画を作りたい」というコメントとともに、日本でもアメリカの「アベンジャーズ」シリーズに負けないヒーローアドベンチャーを作れることを証明したいという野望を明かし、三池監督は「今、この時代、大魔神が蘇るのは必然。ちょっと迷惑な愛の大暴走をお楽しみに!」と、これまで度々リメイクの話が立ち上がりつつも実現には至らなかった大魔神と妖怪たちの競演に自信をのぞかせている。

6月11日(金)からは、ムビチケ前売券(オンライン)が販売開始となり、購入者全員に作って遊べる狐面の女の「キツネ」と八百八狸の「タヌキ」の“妖怪クラフト”がプレゼントされるとのこと。この機会にムビチケを買って、“妖怪クラフト”を作って映画公開まで待ってみるのもいいかもしれない。

さらに本作の公開を記念して、『大魔神』三部作や『妖怪大戦争』1968年版と2005年版など妖怪&特撮作品を一挙上映する映画祭「妖怪・特撮映画祭」が7月に開催されることも決定。この夏は“妖怪&特撮”を思う存分に楽しもう。

文/足立美由紀

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